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しろぐ
2021年12月29日 01:00
2021年 首里城の御庭の前2021年10月、7年ぶりに訪ねた沖縄は、静かだった。那覇の国際通りは、緊急事態宣言が解除されてもまだ休業している飲食店も多く、以前なら数十メートルおきに声をかけてくる客引きや陽気なタクシーの運ちゃんにも(「ワンメーターでも乗っていきなよ」にいつも笑ってしまう)、道端で飲みながら気軽に話しかけてくるオジーたちにも、マスク姿の私は見えていないみたい。透明人間にでもなっ
2021年12月2日 01:27
なんとも優しいタイトルだ。青が基調の装丁、ページをめくるとおだやかな目次がならぶ。ゆとりのある文字組みで、幼い娘さんの微笑ましいエピソードから始まる。そのソフトさからは、ほっこりとおだやかな日常エッセイが始まるように思われるが、私はわずか20ページで涙が止まらなくなり、一度本を閉じた。その後に続く本編の重さを考えれば、それは最良の選択だったと読み終えた今、思うのだが。本文つづき