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愛の価値、僕の勝ち

大樹の在り方は心の在り方。

心は大樹が良い。

僕の軀體は大樹ではない。
僕の軀體は人間という動物。
植物ではない。

軀體まで大樹ではいられない現実がある。

僕は闇が大好きでした。

サイコパス・人格障害・精神疾患・犯罪心理・依存症・アダルトチルドレン・HSP・憤怒・執着・裏切られ・嫉妬・因縁・恐怖・悲哀・絶望・焦燥・諦念・憂鬱・失望・我慢・落胆・怨念・遮断・やり切れなさ・挫折・復讐心・孤立・許さぬ心。

これらが好きだったから心理学や精神医学に興味を持ちました。
ガッツリ携わってきていないけれど、闇を描いた文學や哲學とか映画や音樂やドラマなどタイトルと作者や演者はやはり押さえていました。


僕は僕自身をこれらの闇へと実際の人生で寄せていったのです。

憧れ過ぎて
大好きなアイドルを真似る子供のように
僕は光から闇に寄せて行きました。

それは
光としての純真な童心でした。


本当に憧れた。

『せめて演劇で役として精神病者や犯罪者を演じられたら最高なのに』
『日常に潜む誰も氣付いていないような闇を日の元に晒したら最高なのに』

と中高生当時よく考えていました。
いや、今もですね。
昔から今の今まで闇に惹かれて今がある。

これらの闇。
僕が憧れた全ての闇に共通しているものが在ります。

それは【敗北】

他者やイベントや國(社会)への敗北も在るし、
自分自身への敗北も在る。

いずれにせよ【敗北】がキーワード。


僕は敗北を好んだ。
敗北こそたった一つの愛だった。

日本は敗戦した。
そんな日本を僕は愛した。

人生の負け組を愛した。

ホームレスを愛したし、あらゆる障害者を愛した。


憧れ過ぎて
僕自身がホームレスになろうとした事があるくらい。
それくらい愛してた。
自分がなろうと思えるくらいに。

おそらく
このパワーが今の僕を創り出している。


【樂しんだもの勝ち】
という言葉が大嫌いだった。

樂しむという言葉がよくわからないのと、
“勝ち“という言葉を聞くと
『お前は敗者の氣持ちに寄り添えないのか』
と大変に腹が立った。


➖今の僕に必要なものは勝利➖

お金を得ても
勝利した実感のないお金に価値を感じなかった
➡︎これは敗北感になっている

SEXしても
勝利した実感のないSEXに価値を感じなかった
➡︎これは敗北感になっている

就職しても
勝利した実感のない就職に価値を感じなかった
➡︎これは敗北感になっている


まず、これだけ圧倒的に敗北しても“それでも“生きてきた自分こそが実は勝利者。
この大前提に立つ。

闇を見たかった、体験したかったから敗北した。
意図して敗北し、闇への憧れを叶えた勝利者。

勝利の実感が伴う成功体験だから
これには価値しかない。


花から始まる花は無い。

花咲く大前提の幹も枝も充分に育っている。

勝利の花が開くだけ。


この記事を書いた事は僕の勝利。
朝、眠たくても5時に起きた事は僕の勝利。
朝、シャワーを浴びた事は僕の勝利。

幸せの数なんて僕には数えられない。
愛の数なんて僕には難しかった。

僕は敗北を誰よりも熟知している。
だからこそ
勝利の数は誰よりも数えられる。

僕の場合
大小合わせた勝利を数えていけばこそ
幸せの数も愛の数も数えられるようになる。

やがて綺麗な花は開くだろう。
一つでは無い満開の花。

咲かそうと思わなくて良いから。
待たなくて良いから。

ただ花を信じるだけ。

花を信じるは己への愛。

➖僕の勝ちとは、愛の価値だ➖

祭統 白宇

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