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[パレスチナに関する記事紹介です]


SHIRORU の活動に協力してくれているガザのジャーナリスト・Samehさんが執筆した記事を日本語に訳しました。パレスチナのガザ地区で、ガンを経験しながらも木工アートに取り組む男性のエピソードです。記事末尾に男性が作品を紹介するFacebookページのリンクを貼っています。ぜひご覧ください☺️

以下、記事本文です。

ガンの苦境を、創造性へ〜ガザで立体模型を制作する男性〜

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Alaa Dammagh(アラア・ダンマフ)さん(41)は、ガンによる体調悪化という逆境を、工芸品や重機の立体模型を素晴らしい技で制作するための力に変えることに成功した。

封鎖下にあるガザ地区の住民であるアラアさんには、とある才能と趣味がある。工場の廃材を再利用し、おもちゃやアンティーク、機械や車など、創造性と手先の器用さを生かした素晴らしい作品をつくり出すのだ。

アラアさんは、子どもの頃から絵とダンボールクラフトが得意だったが、病気のせいで情熱と趣味からは長い間遠ざかっていた。しかし彼は、力を振りしぼって立ち直った。立体物制作の趣味を生かして、木材や工場廃棄物を使った機械や重機のオブジェやフィギュアの制作を通してパレスチナの遺産を表現しようとしている。

病気に苦しんだ時間が、アラアさん自身が成長してつらい精神状態を乗り越えるための糧になった。彼は小さな大工用の機械を買いに行き、それを実家の一室に置いて、大工の練習を始めた。

アラアさんは、彼のフェイスブックページ「Wood and a saw」で作品を紹介している。制作した模型を見ることで多くの人が感心するとし、フォロワーやファンを獲得して作品を広く知ってもらいたいという強い思いを持っている。

アラアさんは、国内外の展示会に参加し、木製品を展示することで市場を見つけ、さらには家庭や会社、博物館などに浸透させることを目指している。また、彼は趣味を発展させるために支援者を見つけ、より多くの、様々なサイズの作品を制作できるようになることを願っている。

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アラアさんのFacebookページ
https://www.facebook.com/KASHABA.we.MONSHARA/

記事の英語原文、写真はこちらからご覧ください💁‍♀️
http://www.palpress.net/?View=News&dep=10&id=11201

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