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あの頃のキミは幼かった けど年上の僕はもっと幼かった 出会うのが早過ぎたと言えば格好つくけど 最後のデートを終えた夜、キミはうつむいたまま僕に背を向け、遠ざかって行った 僕はなぜかいつまでもその姿を鮮明に覚えている 街灯の下、小さな背中がまっすぐ遠ざかっていく あの日の僕の身勝手を、キミはどう受け止めてくれたのか その事だけが長い月日をかけて重く、切なく僕の胸にのしかかる 思い出の曲を聴くたびに、キミと手をつないで歩いた事を思い出す 恥ずかしくて僕の顔をちゃんと
僕にとって「憎しみ」という情動は 再利用の出来ない感情のゴミ ポジティブにもネガティブにも属さない 単なる燃えカスでしかない そこからは何も生まれない ただただ自分をがんじがらめにしていく 見えない鎖のようなもの 憎しみという出口は要らない 憎む必要なんてどこにも無い。