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"きたまち"に住むこととなった馴れ初めのお店。その後に

前回の記事では、
私たちが奈良の"きたまち"
に住むきっかけとなったお店
"フルコト"さんと
"器人器人"さんに
出会った馴れ初めをお話しさせて
いただきました。
今回はその続きのお話し。


"きたまち"で住み始めた長屋には
フルコトさんの店主のひとりで、
あの日、私たちを迎えてくれた
その人が住んでいました。

引っ越しのご挨拶の際、
大変驚いたことと
ご縁を感じたものでした。

また、長屋に住む方たちは
住人同士、仲が良く、
定期的に呑む機会があって
(今はコロナで控えていますが)

その際には、長屋の住人以外の
近所にお住まいの方、近所の店主さんも
一緒に呑むこともあり、
器人器人さんとも、
お酒を呑んだことがありました。

そんな不思議と縁があり、
私たちと"きたまち"
との馴れ初めの大きな理由である
フルコトさんが今年の6月に
あの古民家から退去されることを
知りました。
(近鉄奈良駅近くで、もう一つ
 運営されている"ことのまあかり"  
 に集約されるそう)

"ことのまあかり"があるとは言え
残念に思っていました。

ちょうどその頃、
私のシロクロ製靴では
靴とは別にオーダーインソールの
事業を始めようしていました。

しかし、長屋にある
シロクロ製靴の工房は手狭で
トイレもエアコンも付いては
いません。

試し履きくらいで済み
お客様の滞在時間の短い
靴の販売ならば
ギリギリできるかと
思っていたのですが、

オーダーインソールとなると
足の計測や歩行観察、
それからのインソール製作と
大変時間がかかります。

そこで、
レンタルスペースを都度予約して
インソールの販売をしようと
レンタルスペースを探していました。

そして、何も知らず、
近所のレンタルスペースを訪ねると

実は、
フルコトさん、器人器人さんが
入っている古民家のオーナーさん
でした。

そして、
レンタルスペースではなく
フルコトさんが居たところを
借りませんかと提案していただきました。

私にとっては、青天の霹靂。

正直迷いましたし、
まだ少々フワフワした
気持ちでもあるのですが

オーナーさんも含め、
フルコトさん、器人器人さん、
これ以上のご縁と良い話しは無い。
と思い、
フルコトさんの後釜として
シロクロ製靴がお店を構える
ことを決めました。

本当に予想だにしていない
急展開でしたので

お借りしたものの内装は
これからどの様にしていくか
検討し始めた段階で、
開店時期はまだ未定。

決めていることと言えば、
私たちが、きたまちに住んだ
きっかけとなったように

フルコトさん、器人器人さん
同様、
きたまちの魅力を後押しする
お店にしたいなと漠然としたもの。

しかし、それもまた大きな目標。

それぞれが10年以上
きたまちで愛されてきたお店。

同じ店子として
早くもプレッシャーを
感じております。

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