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UI観察やってみた… -はじめてのオンライン診療病院検索まで-

今日はアプリを初めて使った時の体験を言語化することで、アプリにおけるUI設計や体験設計を分析してみようと思います。
分析したのはコロナ禍で注目の集まってそうなオンライン診療アプリ。
家族が持病で病院にいきたいけどいくことの方がリスク?と思い体験してみたかったのと、私自身まだ体験したことがないので新鮮にみれるかなと思いやってみました。

対象としたのはAppStoreで「オンライン診療」でKW検索した際のTOP3の下記のアプリ。

■CLINICS(クリニクス)/メドレー
■curon(クロン)/MICIN
■オンライン診療ポケットドクター/OPTiM

■CLINICS(クリニクス)/メドレー

アプリ初回起動

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・スライド式チュートリアル(コンセプト説明)
・1ページ目:ログイン+アカウント登録ボタン。スライドで次ページへ。
・2ページ以降:「次へ」ボタンのみ。スライドでも次ページ
・最終ページ:アカウント登録ボタンのみ。
・ログイン後にコンテンツ提供する形式のため、アプリのコンセプト/最低限「アプリが何ができるか」を案内。AppStoreのプレビューではアプリ内の機能説明することにフォーカスしている。

ログイン後

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・スライド式チュートリアル(機能説明)/×ボタンあり
・診療予約のしかたの説明/診療開始までの流れを説明
→問診やオンライン診療・処方箋などの機能もあるが、ファーストステップのみにフォーカスした説明。この部分だけ具体的に説明することで、行動を促していそう。

ホーム画面/機能抜粋

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ホーム
・タブバーに5アイコン。ホーム/さがす/お知らせ/アカウント/調べる
・ハンバーガーメニューやドロワーメニューなどを使わず、最初画面で全ての機能にアクセスできるようになっている
・本アプリの機能としては虫眼鏡のさがす=病院検索、本の調べる=病気や薬を調べる と言う内容。
→言葉だけだと「さがす」と「調べる」の違いが一見わかりにくいが、アイコンで理解を促している。文脈が違うと病気検索も「検索」で導線を引いてしまうので、文言にもこだわってるんだろうな・・・。

さがす機能
・画面をスクロールするとタブバーが非表示され、全画面で内容が確認できる。こだわりを感じる。   
・病院検索を病院名、現在地、QRコード、診療科のパターンで検索できる
→再診の時は病院名、QRコードが最適。一方で初めてかかる病院をさがす時に便利な現在地、診療科もあり。初診のオンライン診療が可能になったのは4月13日と2週間前からですが、そこに対応された機能があるのはさすが。(元からあったのかな?)

参考記事:新型コロナ拡大で時限措置 初診でのオンライン診療スタート 初診料は214点

■curon(クロン)/MICIN

アプリ初回起動

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・スライド式チュートリアル
・1ページ目:「次へ」ボタン。スライドで次ページへ。
・2ページ目:「次へ」ボタン。スライドで次ページへ。
・最終ページ:「はじめる」ボタン。
・新規登録画面がメイン。ページ下部に「ログインはこちら」
・アプリを使うメリットを「クロンが目指す3つのゼロ」として訴求。AppStoreのプレビューと被る部分もあるが、ストアではアプリの機能にフォーカスしている。

ログイン後
・スライド式チュートリアル(機能説明)/×ボタンあり
・診療予約のしかたの説明/診療開始までの流れ

ホーム画面

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・・・登録者専用アプリだった/(^o^)\
後からストア見たら長い文章の中に書いてあったけど、インストール後のチュートリアルには書いて欲しかった。残念。

■オンライン診療ポケットドクター/OPTiM

アプリ初回起動
・利用規約・プライバシーポリシー
・同意後に医療機関向け/一般向け
・新規登録/ログイン
→この時点でクロン同様登録者専用?って思ったけどとりあえず登録。

ログイン後

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→やっぱり登録者用アプリだった/(^o^)\

まとめ

こちらUI観察的にはあまり比較できるようなものではありませんでしたが、AppStoreからの導線を辿ることで、オフラインで案内されることを前提にしているアプリ領域だったことがわかりました。
まだオンラインに最適化されてない領域で多分今年1年でドラスティックに変わるんだろうなと予想。個人的にジャーニーがオンラインで完結しないサービスのアプリ設計に非常に興味があるので、メドレーは大変参考になりました。今回は検索するところまででしたが、今月持病薬がきれてしまうので、また利用してみて体験の全体像を掴みたいと思います。

なかなか進化できていなかったこの業界のオンライン化・効率化が進むことを期待しています。

おしまい







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