いわゆる「古き良き」「伝統」とか

来週末は小旅行に出かけそうなので、7/10の選挙は期日前投票に行こうと思っています。選挙ポスターを見ていると毎回変な候補者もいますが、最近の状況では変な候補者が当選してしまいそうな雰囲気もあります。

例えばゴシップとか興味ないので全く知らない人でしたが、詐欺をやってドバイへ逃亡したガーシーなるYouTuberも立候補していたり、他にも参政党とか新党くにもりとか、いわゆる「自称『保守』」の新政党もちらほらと見受けられます。まぁ政治経験ゼロのトランプやゼレンスキーがいきなり大統領になったりする世の中なので、何が起こるかは蓋を開けてみないとわからないですが。

「保守」とか「リベラル」って言葉が意味不明ってのは先月↓書きましたが、タイトルの「古き良き」ってのは筆者が嫌いな言葉の一つです。言ってる本人にとっては「良き」時代でも煮え湯を飲まされていた人も多いわけです(筆者自身もでしたが)。

そもそも誰にとっても「良き」時代なら、それはみんなが必死になって守るはずなので永続しているはずです。壊れたのは良き時代ではなかったからでは?が素朴な意見です。

ただ、どこの世界にも「古き良き時代」とか「伝統に立ち返る」と称する人達が一定の割合で必ずいます。例えばアメリカのキリスト教福音派、イスラム原理主義者(タリバンやイスラム国)、そして日本のこれ(神道政治連盟)↓とか。

そして抑圧や差別や個人の犠牲をやたらと美化(特に男尊女卑や反LGBT)し、自由や人権や平等を目の敵にするのは常に共通のようです。

そもそも自称保守派の崇める「古き良き伝統」なるもの自体が時代とともに変化を遂げ続けて今があるわけです。それを自分の好みで好き勝手に「つまみ食い」して作り上げた代物のどこが保守?と思ってしまいます。特に日本の反LGBT思想は明治初期に入ってきた欧米の思想の影響のようで↓、そもそも日本の自称保守派の賛美する「日本の伝統」がいつも明治~終戦までの約70年間だけなのはとても謎です。


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