Connected dots(点と点が繋がった)

タイトルの元ネタは、はい、もちろんあれです。

2005年のスタンフォード大学でスティーブ・ジョブズがした有名な卒業式のスピーチの一部です。その時その時は何の役に立つかわからないまま色々やったことが後になって繋がる、でもそれをやっている時はそれがわからない、後になって振り返って初めてわかる、そんな感じで理解しています(ジョブズが興味本位で受講したカリグラフィが後でパソコンのフォント開発に役だったのは有名な話です)。

先週末に上司に提出した経済安全保障の提案、想定した「上司ブロック」はおろか文言修正の指摘も一切なく、昨日朝に一発OKの返事。10/22の記事の一件で流石に上司も懲りたのかもしれません。
ちなみに今回の提案をまとめる際、以下↓で書いた情報収集と発信の積み重ねが大いに役に立ちました。

毎日メルマガやニュースアラートで100件近い記事を斜め読みし(大半はタイトルと冒頭の見出しだけですが)、その中から仕事に関連しそうな記事を集め、コメント付きで共有、を毎日しています。それらの記事を通して得た知識、遊びに行った時の気づき、そこから想定できるリスクと対応策を全部ひっくるめて資料に折り込みました。

米中関係や経済安全保障は日英仏の3ヶ国語で設定しているので語学(特に単語)の勉強にもなり、またフランス語はカナダ東部やアフリカの記事など、地域によっては英語以上に多くの記事も入ってきます。フランス語は23年前に大学で半年勉強した後(そして23年前の今はちょうど人生初の一人旅でフランスでした)もあてもなく細々と独学を続けてきましたが、それが今になって業務で役立つ機会を見つけました。

また大学の専攻は国際政治でNATOとか国際法とかEUとかの講義を取っていましたが、20年半前の卒業以来その知識が役立つことがずっとありませんでした。しかし今頃になってその知識も活躍の場を得ています。

21年前の就職活動で内定を取れず、やむなく始めた最初の仕事は派遣で働いた航空貨物フォワーダー。それからずっと輸出入の仕事を続け、15年前にエージェントから「貿易業務」と間違った説明を受けて入社した現職で貿易コンプライアンス業務をずっと今まで続けました。
1年前の復職時からずーっと経営全般のコンプライアンスや法的リスクマネジメント業務をやりたいと言い続けて叶わずにいましたが、突如ここにきて経済安全保障の道が開けました。うまくいけば、ここから経営リスクマネジメント全般へ移れるかも、といま思っています。

また結果でなくプロセスばかり見て筆者に文句を言い、自分の気に入る形でないとの理由で査定を上げようとしない今の上司。しかし面倒だと思いつつも女性スタッフ数名と分担して進めている今の業務が、結果的にマネジメントの経験になっています。

そして、もしここで経済安全保障の実績をゼロから作り上げ、更にマネジメント経験も付ければ、その実績をアピールポイントに転職も夢ではないかも…  と淡い期待も持てるようになりました。

そんな今朝は嬉しい在宅勤務。実は自宅ではなく、近くの公園のベンチで仕事をしようと思っています。青空と紅葉がとてもきれいです。

#私の仕事

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