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4月から元気な台風たち

(写真は20日の台風2号。Living Earthより)

10日ほど前にnoteに書いた台風2号(Surigae)が
ようやく温帯低気圧に変わりました。
4月としては歴代5位の記録に入るなかなかの長寿台風でしたね。

同じように地球の裏側インド洋にも
Joboという名前のサイクロンがあって
マダガスカル島をかすめて
タンザニアへ向かうという珍しいコースをとっていました。

タンザニアにサイクロンが上陸したのは過去に2度だけ。
1952年と1872年です。
こちらは上陸直前にサイクロンの勢力ではなくなりましたが、
現地では雨や風への警戒が続いています。

アメリカで台風予報をしていたJTWCは
台風2号とサイクロンJOBOの情報を同じ時刻に終了しました。

ちなみに”台風”、”サイクロン”、”ハリケーン”は
場所によって呼び方が違うだけで、
いずれも熱帯低気圧が発達したものです。
国によって定義に多少の違いがあるものの、
中心風速はほぼ17メートル以上と危険な状態です。

アメリカのハリケーンは?というと
今のところ発生ゼロです。

NOAA(海洋大気庁)では今年のハリケーンの活動が
平年よりも活発になる可能性が高め(60%)と発表しています。

昨年は用意していたアルファベットの名前を使い切り、
ギリシャ文字の名前をつけるという異例の忙しさでした。
なお、ギリシャ文字の使用はもうやめるそうで、
今年はお名前リストをたっぷり用意しています。
ハリケーン・アルファやベータ、
イオタにお目にかかる事はもうないんですね。
昨年は貴重な体験でした!

海水温の高さなどから今年も多発の傾向は続くという予想です。
本格的なシーズンはもうすぐやってきます。


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