一緒に悩む人を、レンタルしてみた
ありがたいことに、安心するって言われたり、素を出せるって言われることが多い。
もちろん人と比べようとしたら、僕なんかよりも安心させられる人は多いし、素を引き出すのが上手い人は山ほどいるだろう。
ただ困ったことに、僕は素を出すのが苦手で。
あまり人にも相談できないし、自分の中で押し殺してしまうことはいっぱいある。
cotreeを知ったのはいつだろう。
はっきりとは思い出せない。気付いたら僕のタイムラインにはひらやまさんがいて、僕はひらやまさんのツイートを見て、ノートを読んでいた。
#bosyuで 、ひらやまさんが誰かと一緒に悩む人になってくれる、と言ってくださった。
確かに悩んでいた。確かに困っていた。でもそれ以上に、ひらやまさんと話してみたくて、すぐに URL を押していた。
正直かなり緊張していた。すごく憧れていたし、自分がなりたい大人への道を、何メートルも先の方で自分よりはるかに速いスピードで突っ走っていらっしゃる。
そんな方と、本来片道3万円かけて新幹線に乗らなければ会いに行けない方と、自分の部屋でお話ができることに、なんだか不思議な感覚を覚えていた。
その時僕が悩んでいたことを、ひらやまさんに打ち明けてみた。
世の中を見て、本当に必要なものは何かを模索しながら、苦しんでる人たちに寄り添ってくれる、そんなひらやまさんに、
就活を通じしばらくモヤモヤと悩んでいたことを打ち明けてみた。
そんな僕の言葉を、ひらやまさんは優しく、ふわりと受け止めてくれた。
そしてまた優しく、僕に話をしてくれた。
僕がものすごく重たいと感じている荷物を、ひらやまさん片手で軽々と持ち上げてくれ、
また少し軽くして、僕に返してくれた。
暖かさと強さを感じた
きっと僕の何十倍も考え、決断し、実体のない苦しいものに真正面から向き合っているんだと思う。 毎日誰かの心を、少しでも明るく、暖かくしようと、全力で走っている。
何と言うか、体力が明らかに違う、というのが一番しっくりくるだろうか。
誰もが抱える言葉にしにくい、それでいて 自分を苦しめてくる何かに向き合い
多くの人達を救うcotreeというサービスは、どう考えても簡単に行くものではないと感じている。
そこに切り込み、もがいて、何とかして一人でも多く暖かさを届けようとする強い意志を、柔らかなひらやまさんからどこか感じた気がする。
僕は、そのような大人になれるのだろうか。
何回も迷い、苦しみ、折れそうになりながらも、足を止めることもできない。
でも熱を失い、焦りだすと、
手っ取り早く成果を求めようとしてしまう。
今出てるとりあえずな正解ルートを 進もうとして、
やがて体力がなくなっていき、考えることをやめ、諦めばかりが出てきてしまう。
まだまだ自分は、自分の荷物だけを持つことで精一杯になってしまうような、
小さく貧弱で、無力な存在だ。
だからこそ、少しずつでもいいから、体力をつけたい。
いつか自分だけでなく、誰かの荷物も一緒に背負い、並んで歩けるような人になりたい。
そう思えた30分だった。
本当にありがとうございました。
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