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【漫画メモ】おじゃまユーレイくん 1(よしかわ進)

月刊コロコロコミック連載の昭和55年発行の漫画です。作者のよしかわ進先生は永井豪先生の元アシスタント。そのため、どことなく絵のタッチが永井先生っぽく、ちょっとエッチな漫画になっております。以下、あらすじは途中まで、感想はネタバレありで書いてます。

あらすじ

第一話 ユーレイくん誕生
霊次郎は登校途中、車にはねられて死んでしまった。幽霊になった自分の姿が見えているのは同級生のこだまちゃんだけのようだ。
自分が死んだと理解した霊次郎は事故現場に戻った。自分の死体に乗り移り、自分を車ではねた男に仕返ししてやろうとしたところ、男は驚いて電柱に頭をぶつけて即死。すぐにアルバイトの死神が男の霊を迎えに来たが、霊次郎は一緒に連れて行ってもらえなかった。なぜならリストに載ってなかったからだ…

第二話 とりついちゃうから!
こだまちゃんの周りをうろつく霊次郎は他の人には見えない。こだまちゃんが霊次郎に対して怒ると、周りには1人で喋って怒ってるように見え、何かとうまくいかないのであった。
そんな中、幽霊は人間の生気を吸い取らないと消えてなくなってしまうと知った霊次郎はこだまちゃんに取りつき…

第三話 二人でひとりの水泳大会
もうすぐ水泳大会。こだまちゃんはカナヅチだったが、同級生の賀麻に馬鹿にされたことで「泳げる」と言い張った。もし水泳大会で泳げなかったら裸踊りをするという約束をしてしまい、泳ぎの得意な霊次郎に水泳大会のときに乗り移ってほしいと頼むが…

第四話 転校生に負けるな!
転校生の立花はハンサムでスポーツ万能、勉強も得意。こだまちゃんも気になってるようだ。面白くない霊次郎は立花に乗り移って…

第五話 ユーレイ退散 もうたくさん
林間学校についてきた霊次郎。写真班の鈴木先生がこだまちゃんらの写真を撮るときに、「どうせ写らないから」と一緒に写真に入る霊次郎。写真を現像すると…

第六話 女性恐怖の治し方
こだまちゃん以外にも自分の姿が見える人はいないものかと探す霊次郎。すると、電車に飛び込み自殺しようとしていた青年に霊次郎の姿が見えた。霊次郎に怯え、自殺を思いとどまった青年は、女性が苦手で女性に振られたことが原因で自殺を考えたようだ…

第七話 これがユーレイ野球だ
クラス対抗野球をやることになった。野球をやりたい霊次郎は先生に乗り移ってこだまちゃんに選手として出るよう指名。試合本番ではこだまちゃんに乗り移って野球を楽しむのだった…

第八話 お墓まいりは楽しいな
霊次郎の両親に、一緒に墓参りに来てほしいと頼まれたこだまちゃん。霊次郎も一緒についていった。お参り後、霊次郎の両親からお弁当をふるまわれた。霊次郎の好物ばかり入ったお弁当を目にし、食べたくなった霊次郎はこだまちゃんに乗り移り…

第九話 ぼくのユーレイちゃん
こだまちゃんにも霊次郎の姿が見えなくなってしまった!?実はこだまちゃんの演技だったのだが、悲しむ霊次郎は同じく幽霊のめぐみと出会った。すぐに仲良くなり、こだまちゃんとめぐみは霊次郎の取り合いになって…

感想

主人公がユーレイになって漂う漫画と言えば、鈴木みそ先生の「銭」が思い浮かびますが、霊次郎の立場的には似たようなものかも。
ユーレイ漫画ですが怖い感じはありません。ただ、第一話で自分の死体に乗り移った霊次郎は絵面的に怖く、しかも霊次郎を車でひいた男が即死するくだりは怪奇そのものですが。
こだまちゃんの体に乗り移って「色々」やり、女風呂を覗いたり、ライバルの立花に嫌がらせしたりとやりたい放題ですが、必ず最後に仕返しを受けるというオチ。
どうでもいいけど、2000年に出版された「おじゃまユーレイくん」の復刻版コミックが、Amazonでアダルトカテゴリーに分類されてるのが謎すぎる。コロコロ漫画ですが、18歳未満の人は購入できません


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