見出し画像

【漫画メモ】永井豪SF傑作集2 電送人バルバー

中短編が収録されてます。あらすじは途中までですが、感想はネタバレ有りです。

電送人バルバー

東京から引っ越してきた火花一家。長男の英児は友人らと共に、絶対に行ってはいけないと言われていた天魔山に探検に行った。天魔山の洞窟に入ると、そこは宇宙船バンドーラの指令室になっていて、エンゼル星人の女がいた。
エンゼル星人はかつてデモス星人という悪と戦い、勝利した。その際、デモス星人はパンドラという箱に閉じ込めた。この箱を太陽まで運び、太陽の力で消滅させる役目を負ったのがオーロラ姫だった。しかし、姫は優しすぎる性格が故、殺すのは可哀そうだとデモス星人を地球に下ろしてしまった。デモス星人は肉体を持たないエネルギーだけの存在で、地球人の中に悪のエネルギーが入ってしまった。そのため地球人は善悪二面を持ち、地球では争いが絶えなくなった。
オーロラ姫は罰を受けていた。オーロラ姫を助けるには、悪の心を持った地球人を改心させれば良い。英児達は電送装置によって正義の超人バルバーになり、悪の地球人の元に向かった。

超人バルバーが出てくるまでのプロローグは充実してますが、超人バルバーになって活躍するのはけっこう後半であっさりしてます。まだまだ続きそうな感じです。無駄に裸になるのはお約束か。

UFOから来た少年ムー

1 UFOから来た少年
UFOの中から、火に包まれた少年が山に落とされ、山火事が発生。たまたま通りかかった美雪と医者の父親が、火に包まれた少年を見つけた。急いで病院に運んで火傷の手当てをしたが、ずっと眠ったままだった。やがて少年は目を覚ましたが、何を聞いても「ムー」としか答えない。いつしか少年は「ムー」と呼ばれ、美雪に可愛がられていた。そして、美雪はヤクザの組長の息子との結婚を迫られていて…

2 魔界の使者
先日の山火事の調査に来た3人の男性。そこへUFOがやってきて、3人の体を乗っ取った。
ムーは公園で一人遊んでいた。通りがかった女性警官がムーを保護し、身元が判明するまで家で預かることにした。ムーに好待遇で接し、喜ぶムー。と、そこへ突如現れた3人の調査員が…

3 超神
異星人が地球を攻撃した。都市部からは避難するようアナウンスがあり、誰もいなくなった都市の路地にムーが一人でいた。たまたま車で通りがかった女がムーを不憫に思い、車に乗せて家に連れ帰ることにし、途中の山で一晩を明かした。翌朝、3人組の男がやってきて女を襲った。それを見たムーが「ムー」と叫び、超能力で男たちをやっつけた。そして、その間にも地球は異星人に攻撃されていた。ムーは女性を慰めつつ、「ムー」と叫ぶと…

雑誌「ムー」に連載されてた作品です。目玉が渦巻いてる系少年のムーはドロロンえん魔くん系の外見です。どこから来て、どういう目的なのかは明かされませんが、正体は明かされます。

大仮面

海底怪獣チャッキングが現われ、街を破壊。そこに現れたのは、ほぼウルトラマンな大仮面。怪獣をやっつけ、元の姿に戻ったその正体は小学生の少年だった。
家に帰ると東大生の家庭教師と母親が待っていて、勉強させられた。勉強中、怪獣デメゴラスが現れたが、家庭教師や母親に阻まれて出動できない…

変身後はヒーロー、変身前はパッとしない小学生っていう、正体を明かしてはいけない系主人公のジレンマ話。

ウスラセブン

悪のグロス星人が現れた。ウスラ整備隊秘密基地では緊急指令サイレンが鳴り、隊員達は面倒くさがりながらも渋々ウスラホークに乗って出動した。そして、ある程度敵を爆撃したらさっさと引き返してしまった。後はいつものようにウスラセブンが来てやっつけてくれるだろうと。
隊員の一人が、ほぼウルトラセブンなウスラセブンに変身し、グロス星人と対峙する。しかし、なんでも食べてしまうグロス星人はウスラセブンのズボンを引きちぎって食べてしまった…!

やる気のなさがツボ。お約束をわかってらっしゃるウスラセブンと怪獣。今日も街は平和だった…

ガリキュラ ろぼちゃー ド・キーン

東京帝大に最も進学率が高いと言われるガリキュラ学園小学部。賢すぎる生徒たちは先生のことを見下し、授業終了後はさっさと塾に駆け出すのだった。
生徒から見放された先生たちは困り果て、神さまにいい先生にしてくれるようお願いした。3時間後、ついに願いは叶った。先生たちは、体がロボットと合体したロボットティーチャー「ガリキュラ ロボチャー」に変身した。

子供向けのギャグ漫画。受験戦争加熱とか言われてた頃の作品でしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?