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【漫画メモ】横須賀ロビン 2(魔夜峰央)

横須賀ロビンの短編と、その他短編の詰め合わせのような巻です。1巻とは様変わりしてます。以下、あらすじは途中まで、感想はネタバレ有りです。

興様登場 <横須賀ロビン>

田舎に戻ったロビンこと卓也と祖父の伊達巻は川で流され、藤原興風という青年に助けられる。しかし卓也の魂は眠ってしまい、元のロビンの魂に戻っていた。その頃近所で山火事があり、原因は伊達巻の孫たちの焚火によるものだった。国有林も焼けてしまい、伊達巻は30億円の賠償を迫られることに…

雨 <横須賀ロビン>

ロビンと興風はたまたま通りがかった別荘で、みちるという少年と出会う。みちるは興風を見て、由紀夫と思いこんだ。由紀夫はみちるの従兄弟で、恋人のように仲良かったのだが、半年前に北アルプスで遭難して死んでしまった。みちるは由紀夫の死を信じず、ずっと帰りを待っていたのだ。興風はみちるのばあやから、しばらく由紀夫のふりをしてほしいと頼まれ…

ウルトラホップな伊達巻さん <横須賀ロビン>

伊達巻家にエンタープライズ社の金春という女が訪ねてきた。レジャーランドを建てるため、この辺一帯の土地を売ってほしいという。伊達巻が断ると、金春やその部下と対立するようになった。しかし、伊達巻が土地の価格を吊り上げるために断ったわけではないと分かると、金春とは和解することができた。しかし部下達は伊達巻を恨んでおり、ピストルで撃った。咄嗟に助けたのは金春で、代わりに撃たれてしまった…!

妖怪教室 <横須賀ロビン>

伊達巻の知り合いの娘の可奈子は、担任の教師から想いを寄せられ困惑していた。可奈子が教師に追われて空き家に逃げ込んだが、可奈子の家ではなかなか家に帰ってこないと心配していた。可奈子のことを目撃していたロビンの案内で、伊達巻と興風は空き家を訪ねたが、伊達巻によるとそこは妖怪が出る家だった…!

上記4話は独立した1話完結モノです。卓也は眠ったまま戻ることなく最終回を迎えました(えー)。ロビンは主役から狂言回しに変わり、1巻のような活躍はしません。1巻の猫達も登場することなく残念。代わりに伊達巻と興様が活躍します。最初の「興様登場」を「奥様」と空目し、伊達巻の奥様登場話かと思ったら、美青年登場回とあいなりました。

タロット

ミス・サラは強い霊感を持ち、タロットの名手だった。しかし自分のことを占ったときに死神のカードを引いてしまい、死の恐怖に怯えるようになった。実際、寝室の壁が崩れたり心臓発作を起こすなどして、死にそうになっていた…

予言の自己実現にまつわる怖い話。

妖魔-レプラコーン-

ローザは姉が死んでしまい、悲嘆に暮れていた。死んだ姉はローザを心配し、妖魔にローザのことを見守るよう頼んだ。
ローザは薬を飲んで自殺しようとしていた。死神がローザの魂を狙っていたのだ。しかし、妖魔が助けることで事なきを得た。ローザを慰め、少し落ち着きを取り戻したかに見えたが、またもや死神にそそのかされて、ローザは手首を切って死のうとしていた…

悲しいようで悲しくない、少し悲しいはず?な結末です。

魔界

アスタロトはサルガタナスの誕生パーティーの招待状を受け取っていたが、行くのが面倒で、秘書のモークを自分そっくりに変えて代わりに行かせた。パーティーで酒を飲んだモークは酒癖が悪く、サルガタナスに絡んだりと大暴れした。実はアスタロトのことが好きだが振り向いてもらえず、当てつけにやったようだ。メロディーから知らせを聞いたアスタロトは、モークを探しに出かけた。

こんなところにアスタロトが出張してきて…と思ったら、「アスタロト」連載の10年も前に描かれたもののようで、こっちの方が原型っぽい?メガネっ子はメガネを外すと美人になるんやでぇ。

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