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【漫画メモ】妖怪学園ザビエル(魔夜峰央)

表題の「妖怪学園ザビエル」の他、短編2本収録された文庫本です。あらすじは途中までですが、感想はネタバレ有りです。

妖怪学園ザビエル

丑の刻参り
聖ザビエル学園に転校してきた内藤卓麻。ここの理事長の息子で英語教師の佐々木剣士郎という先生は、以前黒百合女学院で教師をやっていたのだが、卓麻の姉に言いよった上に捨てられ、姉は自殺してしまった。そのため、卓麻は佐々木への復讐のためにこの学校にやってきたのだが…

逢魔刻
チベットで修行し、妖怪始末人になった血汐狂也。日本のギルドに転属になって最初に与えられた仕事は、東京の高校に出るという妖怪の退治だった。その高校こそ聖ザビエル学園のことで、陰陽師の卓麻が佐々木に復讐するために呼び寄せて住み着いた妖怪だった。妖怪達は温厚で生徒らとも友好な関係を築いていたが、異界の生物と親しくしているとその場の気が乱れ、トワイライトゾーンが発生するので危険だという…

さとり
聖ザビエル学園に住み着いた妖怪達の食糧事情について疑問に思う卓麻たち。人の心を読む妖怪「さとり」は月に1度、人の夢を食べて生きているらしいが、どうやって食べているのかというと…

以津真天
男子生徒の出雲は、聖ザビエル学園に住み着いた妖怪達を嫌っていた。しかしカッパが言うには、出雲からも妖怪の臭いがすると。妖怪から人間になった帰人ではないかということだった。真相を確かめるため、妖怪医に診てもらうことになった出雲は…

おとろし
卓麻が交通事故で死んだ。恋人の佐々木は悲嘆にくれた。カッパが生き返らせる方法があると言った。それは、妖怪おとろしに頼むという方法だ。死者の骨さえあれば再生できるという。ただし、報酬として依頼人の魂を差し出す必要がある。佐々木はこれを承知した。ただし生き返らせた後、自分の魂を差し出すのは一週間後にしてほしいと条件をつけて。
儀式は次の満月の夜に行われる。この噂を聞きつけ、卓麻よりももっと生き返らせるべき人物がいるのではと企む連中は…

くらわんか
最近、聖ザビエル学園の給食が抜群に美味しくなった。これまでは130歳のおじいさんが作っていたのだが、最近になって料理妖怪の「くらわんか」が作るように変わったからだ。しかしくらわんかがスランプに陥ってしまい、給食を作らなくなってしまった…

夢魔
佐々木先生が倒れてしまった。悪夢にうなされて寝不足になっているという。夢の中で、何者かに体を食べられるという。妖怪達の話では、それは西洋の悪魔「夢魔」ではないかとのことだった。日本の妖怪の「反枕」がこれを退治することになったが…

鬼一口
生徒が行方不明になった。妖怪に喰われたのかと疑ったが、妖怪達に聴いても知らないという。ただ昨晩は、川小僧がアルバイト先からもらってきた酒で妖怪達が夜な夜な校内で宴会を開いていたという。
この日の夜も宴会は行われた。そして夜、校内を見回りしていた竹中らは大きな鬼の口を見た…

雨降小僧
聖ザビエル学園の寮に異変が起こった。夜、部屋に水が入ってきて寮全体が水槽のようになってしまったのだ。生徒らは魂を抜かれた状態で水中に漂い、生きても死んでもいない状態だった。そこへ帰ってきた佐々木と雨降小僧。事態を解決するため、雨降小僧が立ち向かった。犯人は舟幽霊のようだ…!

苧うに
園芸部の部長が1週間部室に寝泊まりし、寮に帰ってきていない。雨降小僧が言うには、師匠の雨師様の仕業ではないかとのことだった。雨師様は妖怪と人間が仲良くすることに反対していた。今の聖ザビエル学園のことは快く思っていないはずだ。
夜中に温室を見に行くと、園芸部部長が雨師様にこき使われていた。大水飲みの妖怪「苧うに」の子供を育てているようだ…

友好的な妖怪らと繰り広げられる、ライトでポップな妖怪学園漫画。お約束の美少年愛もちゃんとあります。トワイライトゾーンという言葉に懐かしさを感じます(ドラマ?)。90年代の作品ということで、ラップトップパソコンにPHSを繋げて通信したりとハイテク描写もあるのですが、80年代のパタリロの世界にITが導入されたかのような新鮮さがありました。

刺客十六夜

十六夜が3年ぶりに江戸に帰ってきた。3年前、黒文町の元締めを殺害したことで始末人らのお尋ね者になっていた彼は、3年たった今も目をつけられていたようだ。始末人らの気配を察した十六夜は、エレキテルを使って彼らを退治した。実は江戸の町には妖怪ぬらりひょんと、それが作った生き人形が人間に化けて紛れ込んでいた。3年前に殺害した黒文町の元締めも生き人形が化けたものだった。
つい一か月ほど前、旅先で平賀源内に会った彼は、源内からエレキテルを買い取った。エレキテルは妖怪退治に有効な武器だ。試しにオニババに使ってみたところ効果は抜群。オニババに捕まっていたネズミ小僧を助けることもできた。ネズミ小僧は味方になり、そうしてぬらりひょんを退治するべく江戸に戻ってきたのだ。早速ぬらりひょんの本拠地を探したところ、意外なことに…

そういや、ファブリーズで除霊できる噂があったっけな…

命 売ります

街中で自分の命を1億円で売っていた少年。少年は幼いころに両親が離婚し、ぐれて悪いことを色々やった。でも最後は金だと気づき、自分の命を売って大金を手に入れようと考えたのだ。
ある旦那が買うと言ってきた。旦那は屋敷に少年を連れてきて、1億円の小切手を渡した。少年は半年間待ってほしいと訴えた。もらった大金で半年間存分に遊んだ後、命を差し出すと言った。旦那はこれを了解したが…

猟奇系の怖い話。命を売るのと体を売るのは違うのだと学んだ。

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