病気の人間が考える、伸びるとお仕事の話
数字を比較して辛くなっている人を見るたびに大変だなぁと思っていますし、伸びたい!という声があれば知恵や力を貸していたりするのですが、
そもそも自分が何がしたいかわかってなくて振りまわされてる人が多いなぁとも感じています。
それが若さであり、V界隈という新しい世界に飛び込む人の多くがぶつかる問題だと思っているのですが……
まっすぐ伸びていく人は自分が何をしたいのか、そのために何ができるのかわかっていてやっていることが多いんですよね。また、チャレンジの多さと言う手数で結果を出すなど、工夫をしていることも多い。
じゃあ、それができない人に価値がないかといえばそんな事はなく……
たまにはできない人の目線で記事でも書いてみようかなぁと。
病気で制限がかかるのが日常の世界
私はうつ病と不眠症を患っていて、長時間の拘束や移動が発生する「普通の仕事」をするのが困難な状態にあります。
活動的に動けるのが日に数時間で、それ以外はベッドで横になっていることが多いです。体調不良で一日寝込むとかも日常茶飯事。
普通の仕事が困難なことがわかったので、副業としてやっていたクラウドソーシングの仕事を拡大してフリーライターになった人間であり、ライターとして企業に努めていた経験も、界隈に対する人脈などもない状態からはじめています。
クラウドソーシングは不特定多数の人にネットを通じて仕事を依頼し、納品によって報酬の支払いを受けるのが特徴。うまく使えば人とまったく話さずに仕事も出来るので、人間関係でストレスを受けやすい私とは相性が良かったのですよね。
ライターとしてやれる理由は「やらないと生きていけないから」で、一般の人よりも限られる活動時間でいかに収入を確保するかシビアに追及してきたから。
早死にするのが確定した病気であれば、まぁ、「すぐに死ぬしな」と開き直れるのですが、何せ仕事も何もできない状態まで悪化して「ただ生かされ続ける未来」まであるので……
最悪の事態を避けるためには仕事しなきゃいけないのですよね。
普通の仕事ができないから仕事を選ぶと言うこと
私は持病の関係で普通の仕事ができないわけですが、できないと言うのにも根拠があります。
普通の仕事しようとして失敗し続けて病気が悪化したから
結果的に、私は自分の可能性と、他人が言う「できる」を全く信じていません。
可能性にチャレンジするほどの余力も未来もないですし、チャレンジすれば病気が更に悪化して、働けなくなるまである。なら、今、自分ができることを生かして仕事をするしかないなぁと。
結果的に情報を調べてまとめたり、解説したりするライティングの仕事が手元に残った感じです。
更に突き詰めると、働く時間が限られるので、無目的に仕事しても収入が上がらないですし、生活もできない。時間当たりの効率を考えたり、やりくりをしないと選択肢がどんどんなくなっていく。
ライティング分野で需要があってお金が回る=儲かる仕事を中心に何でも書けるようにスキルを磨いてきて、時間当たりの生産効率を磨いてきたから様々なノウハウと言う副産物ができたと言う感覚なんですよね。
気分が向いたら効率無視して書きたいテーマ優先したり、面白さを優先したり自分なりにバランスとってます。
ちなみに、ライターなのに誤字脱字が多いのは自覚しています。それが治せるかというと、治せるならとっくにやっているレベルなので、単価を下げてアウトプットを増やすことで補っています。
それでもやっていけるのは多少の誤字脱字を許容できるクライアントや、編集が修正する前提の人と組めばいい話だから。分業を前提にした仕事の仕方もあるんですよね。
細かな誤字脱字にこだわって生産効率落とすくらいなら、ある程度単価を譲って記事量産した方が稼げる。
私が私として生きていくには普通が邪魔でしかないので、独自のモデルで生きている感覚です。
それで他人に何か言われても「貴方は私じゃないので、私の人生に責任がとれない」で終了します。
自分の適性とやれること選んだ結果としてのスタイルであって、それ以上でもそれ以下でもないので……
まぁ、参考情報程度のものですが。
自分にあった活動方法探すのって時間がかかるのでは?
私の話しを続けてしまうと、フリーライターになったのは30歳超えてからですし、その間様々な仕事を転々としています。
今はライティングの仕事が天職だと思っていますけど、逆に言えば働きはじめてそこに行き着くまでに10年かかっているわけで…
Vの世界に置きかえるにしても、仕事に置きかえるにしても、自分にあったスタイルの構築って大変ですし、時間がかかるものかなぁと思っています。
要領がいい人はいい。できない人は時間がかかりますし、考えなければ堂々巡りもありえます。
家庭環境や仕事のストレスなど、V以外のストレスを受けるのもVの特徴ですしね。趣味にせよ、専業を目指すにせよ、時間のやりくりなどをするのは大変ですし、ちょうどいいバランスを取れるまでは試行錯誤になります。
結果として引退する人が出るのも当たり前ですし、問題が解決して戻ってくる人もいます。
そして、自分ができる範囲の中で「伸びたい」を追及するのは割と神経使いますし、割に合わないことも多いですよーとも思っています。
周りが伸びてるからって焦って躓く人もいますが、そもそも目的も活動に使える時間もVになった背景も異なるわけで……
数字と向き合うのしんどかったら伸びるは捨ててもいいですし、伸びたいと言う欲求が強いなら何をすべきかは考えるべきかなぁと。
自分が本当にしたいことが「伸びる以外」にある場合、ミスマッチで欲求が満たされないこともありえますしね。
満たされないから数字で補うという考え方もあるのですが…
それだと、数字に振り舞わされるリスクも背負うので良し悪しかなと。
活動で求めるものからの手応ええられないって割と堪えますしね。
伸びたいと伸び方の適性
ちなみに、私が収入をあげるための最短ルートが「誤字脱字を見直してクオリティを上げる」だったりします。
ただ、私の症状と特性からそれが厳しいことがわかっているので収入を意識的に伸ばす気はなかったり。クオリティを上げると言うことは、それに関わる人と綿密に打ち合わせが必要になったり、議論が必要だったり労力が必要になるのもポイントですね。
パワハラとか理不尽さで揉まれて病気悪化した経験もあったりするので、リスク背負って収入上げようとは思わないと言うのが本音。
なお、Twitterのフォロワー数などが伸びたのは、需要に応じて動いていたから。
新人や個人Vに特化して情報を発信する人や、Vの宣伝のために積極的にRTしたり、紹介する人が少ないと感じたこと、そもそも売り込み下手の人も多いと感じたので…
困ってる人いるならちょっとした手助けはできるかなーと思って、積極的にフォローしたり、チャンネル登録したり、褒めたり、ノウハウ流してたら自然にフォロワーが増えていた感じ。
V界隈に関しては金になる動きをあんまりしてなくて、基本赤字垂れ流してます。基本趣味なのでやりたいことやりたい。
自分に面白さと言う武器がないのも知っているので、他ジャンルの技術とかV界隈で役立てられそうな情報輸入してきたり、情報シェアするのが一番わかりやすくメリットを提示できる方法なんですよね。
不足を感じる人が多い中で不足するものを供給する側に回ったら人が集まるようになっただけで、それほど複雑なことをしているわけではないです。
まぁ、私が支援活動始めたのがVtuberが4000人くらいといわれる時期だったので、現在のフォロワーが7500人超えてるのは想定外だったりもするのですが。Vと準備中、熱烈なリスナー層、Vに関わるクリエイター層の人口考えると、万単位も難しいと思っていたので…
「思ったより需要あったなぁ」と言うのが正直なところ。
で、V目線に切り替えると、唸るほどVがいて、面白さや、歌のうまさ、ゲーム配信、トーク力などそれぞれの魅力を出している状態なので……需要掴んで伸びるのって大変だよなぁと思ってます。
自分の武器がわかっていなかったり、売込み自体ができない人もいますし、誰かの心に刺さるまで活動するのにも時間がかかることが多い。効率を考える段階にいくことすら一苦労ですし…
不安だから数字で補いたくなったり、比較してしまう人もいますが、全くのゼロから活動して伸びること自体が難しいのがV界隈なので、自分のペース、スケールで楽しめる範囲はどこか考えて、地道に動くのが楽だと思いますけどね。
夢や希望が人を振り回すこともあるので、現実との折り合いのつけ方を学ぶのも含めて活動かなぁと。
Vの活動が終わってもリアルの人生はあるわけなので、体や精神壊さない範囲で、無理せずに行きましょう。
その上で、知恵が必要でしたら貸すこともできますけど。
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