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ペイントの相棒をしっかりケア!

ご要望が多かったブラシケアについて記載して行きます。先人の知恵+自己流なのでこれで必ず復活する!とは言えませんがブラシを長持ちさせる方法として見ていただけると幸いです。今回はシタデルカラー(水性塗料)に対するケアになりますのでラッカー塗料には不十分だと思います。

ステップ① ブラシをドボン!

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手順は人それぞれですが白滝流でお伝えしていきます。やり方は簡単でお湯で温めてからブラシケア用品でケアしていく。ただこれだけ!

ブラシをクリップや洗濯バサミで固定させた後にお湯につけていきます。写真ではシタデルポットを使っていますがなくてもマグカップや耐熱容器にお湯を張ればOKです。お湯の温度は人肌より少し熱いぐらい。シタデルカラーは【冷水に強く温水に弱い性能】がありますのでお湯で根本に固着した塗料を浮かしていきます。大抵の素材って冷水だと固まって温水だとふやけていきますよね、そんなイメージです。

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ブラシを漬ける時はこの様に底に当たらない様にします。そこに当てていると変な方向に癖がついてしまって後で使えなくなってしまいますので要注意。固着している塗料の量によりますが5分から10分ほど漬けておきます。ガッチガチに固まってたら30分ぐらいつけても大丈夫です。ペイントの合間にケアしてて時間を忘れた事ありますがダメになったことはないです(定期的にケアをしているブラシが前提です。半年1年と全くケアをしていない場合はその全てではありません)

漬け終わったら底の凸凹でブラシを扱きます。20秒から30秒ほど、かなり頑固な場合は1分ほど扱いてください。この時シタデルポットだと凸凹を使えるので便利です。マグカップでやる方は指の腹で優しく扱きましょう。間違っても爪は使わない様に!毛根に癖がついてブラシの寿命が減ります!扱く時は強すぎず弱すぎず。根本に固まってる塗料を落とす様に押し付けない様に扱いてください。伝わりにくくてすみません^^;無理に押し付けなくても落ちて来ますのでちょっとだけ力を加えてやってください!

ブラシを定期的にケアしている人は次のステップに進んでください。久しぶりにケアをする方はもう一度同じ工程を行うと次のステップで塗料が落ちやすくなります。

ステップ② 薬漬けの刑(合法) 

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お湯で塗料をふやかした後は溶剤で塗料を剥がしていきます。自分が使用しているのはトライデントさんから発売されているブラシエイドです。ラッカー、水性どちらの塗料にも対応していてすごく便利な溶剤です。容器の底にブラシを扱く用の凸凹が付いているのも良いところです。ブラシに優しい塗料なので長年愛用しています。

ブラシを漬けていきますのでクリップなどで固定して今度は10分から15分ほど少し長めに漬けてあげましょう。時間がきたらステップ①と同じ様に扱いてあげます。すると根本にこびり付いた塗料がちょっとずつ剥がれていく様が見えると思います。塗料が剥がれてきたらブラシに付いた溶剤を水でしっかり流してください。

この時点でまだ根本に塗料が残っている様でしたらステップ①からやり直してください。そうすると1回目よりは塗料が落ちると思います。

ステップ③ アフターケア

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ブラシエイドを流しきった後は筆用コンディショナーでアフターケアです。これはお好きなケア用品を使ってください。自分はタミヤさんの筆用コンディショナーで整えます。使い方は簡単で水を軽く拭き取った後に瓶にドボン。その際じっくり漬けるのではなくサッと筆全体に付けてください!その後余分な液剤を拭き取って終わりです。

拭き取る際にキッチンペーパーに軽く押し付けながらゆっくり回転させて筆の形を整えておくと使用する際に形を保ってくれますよ。ティッシュペーパーだと細かい繊維が筆に残ってしまうので綺麗なキッチンペーパーが好ましいです。文字だけ見ると難しく感じますが慣れれば簡単です(-⊡ω⊡)+

吊るすときは逆さまがベター

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ステップ①②③が終わったら乾燥です。乾燥のさせ方は様々ですが筆先が下に向く様に吊るした方がブラシの先が開きづらくなりますので吊るしてあげるといいと思います。

仕上がりはどうでしょう?

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ブラシケアが終わりましてだいぶ綺麗になった様に感じますね!これぐらい綺麗になれば使う時に細かいところも塗りやすいです(*´∀`)

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ケアの前後で比べると一目瞭然!割とケアはしている方ですがこれだけ変わると塗料がどれだけ根本に入りやすいのか?って思います。シタデルカラーは乾燥が早いのがメリットですが根本に入ってしまうとそのメリットが仇となる場合があります。定期的にケアしていきましょう!(この場合の定期的とは月1から2ヶ月に1度を指します)

今回のブラシケアはいかがでしたか?ペイントをする方には必需品のブラシ。安い筆を使い捨てる方法もありますが安い筆だとどうしても細かい部分が難しい。そして長持ちしない・・・けど高い筆をダメにしたらどうしよう・・・なんて思ってる方は少なくないと思います。シタデルブラシは1本1000円前後と量販店のブラシと比べれば高額に感じますが値段相応の働きはしてくれますよ!せっかく買った筆を長く使うためには日頃の使い方やケアが大事になってきます。ペイントと同じくらいケアにも力を入れてあげると総じてペイントレベルが上がりますよ(。ゝ∀・)b

後書き

なるべくわかり易く書こうと思ったんですが長くなってしまいました^^;一つの記事にまとめようとするとどうしても長文になりますね。分割すると伝わらないと思ったので強引にまとめました!今回のブラシケアで皆さんのペイントライフが快適になればと思ってます(ↀДↀ)✧

それではまた次回の記事で!

Until then!


新しいミニチュアへの資金源にさせていただきます!より良い情報提供を頑張ります(。ゝ∀・)b