長男の施設入所

昨日の朝、次男も連れて、長男を児童養護施設へ入所させにいきました。コロナ禍ということもあり、昨日は長男の受け渡しのみで、日を改めて書類のやりとりをする予定ですが、まずは長男を施設に慣らすことを優先するので、その日は長男と面会することはできません。
就学を目処に帰宅予定なので、一年とすこしお世話になることになります。

ふたりをチャイルドシートに乗せて、その間に無理くり座って行きました。ふたりとも施設につく五分ほど前に寝てしまったので、長男が車を降りて愚図ったのは、眠かったからなのか別な理由からかはわかりません。けれど入所の数日前くらいから、なにか察したのか時々様子がおかしかったです。いつも危険なことをして叱っても、ニヤニヤ笑ってちっとも響いていなかったので、そういう反応は予想外でした。
施設について、馴染みの職員さんに会うとさっとだっこされに行き、しがみついていました。
今朝様子をうかがう電話をしたところ、施設にも馴染んで、ごはんもよく食べて元気に過ごしているそうです。
もともとショートステイでお世話になっている施設なので、物怖じせず過ごしているだろうとは思っていましたが、電話をするまでソワソワ落ち着かなかったです。

正直なところ、このところの長男はますます扱いにくく、困りごとも増えるばかりで、きちんと愛してあげられているのかわかりませんでした。入所しても、ホッとしてしまうんじゃないかな、とすら思っており、また日々一日を終わらせることに躍起になっていたので、感慨にふける間もなく、まとめていた荷物を鞄に入れたりと現実味を帯びてきた二日前あたりから、ふと泣いてしまったり、不安になったりしました。そういう気持ちが沸いてくること自体が、へんなはなし想定外で、今でもなにかもっと別な方法はなかったか考えてしまいます。

主人は、まったくさみしくないわけではないけど、仕方ないと言っていました。実際その通りで、本当に離れて暮らしたくないのなら、いまからでも迎えに行けばいい。それができないのは、長男との暮らしにすっかり堪えているから。奇声や多動のなかでの生活で、すっかりギスギスしてしまった家を立て直したいからで、「離れて暮らすことが寂しい」というのと、「一緒に生活することが困難である」のどちらも真実で、どうしてこの子がこんな重たい障害を背負わねばいけなかったのかと、ものすごく悔しい。

わたしはこんな風に自分の感情を吐露することもできるけれど、長男はこれがいつもの短期入所ではなく、長期入所だということすらきっとわかっておらず、そう思うとこんな文を綴ること自体がいやらしくさえ思えます。(それでも吐き出させて欲しい)

生まれ変わったら定型発達に生んで、きょうだいも作らず甘やかしてやりたいです。でも次なんかないのもわかっていて、わたしにできるのは長男が帰ってくるまでに家を立て直すこと、過ごしやすい場所を用意することかなと思っています。

施設入所まで尽力してくださった児童相談所の職員さんや、日中一時預かりのスタッフさんにも、お世話になりすぎて感謝してもしたりません。

コロナのこともあり、面会はまったくの未定ですが、面会のときには施設のそばの公園でたくさん遊びたいと考えています。

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