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ハノイ制服図鑑/S. Barで桃栗3年柿8年

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カマトト振るワケじゃありませんが、ワタシは接客を伴うクラブ、キャバクラ、ガールズバーの類には行きません。いわゆる夜の町。コロナ対策じゃなく。
精神的にコドモなんで何がおもしろいのかわからない。低次元の話題、高い酒、醜悪なインテリア、神経を逆なでするドヘタな歌。
残り少ない時間を無駄にしないために、たとえシゴトの付き合いでも絶対に行きません。

ただ中学の頃、授業で英語のセンセにタバコのハイライトの綴りを知ってるかと聞かれて、タバコなんか吸わないから知るワケないって答えたら、お前バカかと言われて、要はハイライトの綴りなんてそこら中に広告が出てるから吸おうが吸うまいが知らないってことはないだろ、ってコトで、つまりはジブンの興味、関心とは別に、知識、教養としてありとあらゆることを知っておくべきだというのは正しいことです。

それで今回は某所で見つけたコレ。バーを名乗っていますがニッポン風に言えばキャバクラですかね。それともガールズバー? 
世の中のオヂサンたちはこういう店がマジで楽しいのか、それとも楽しむ振りをして世間との折り合いをつけているのか。
おそらく4人くらいのグループで行くと、その中に一人はマジで楽しむ人がいて、周りがそれに合わせるんでしょう。その一人が接待される側の中心人物だったりするとニッポン社会的には完璧なワケです。演じてるだけかもしれないけど。

こういう店のサービスは概して健全です。よく腿膝3年尻8年とか言いますが、基本的にオサワリ厳禁。
オジョー達は某大学ニッポン語学科などの学生が多く、シゴトを兼ねての語学実習だからです。
この制服は寸足らずのへそ出し黒シャツにオレンジミニスカ。みんな美白美脚美臍自慢なので、キレイに手入れされた部分を気前よく見せています。帽子はバスガイド風。

この店があるのはハノイの西のニッポン人が集まって住んでいるエリアです。Linh Lang通り周辺。
この手の店が最近増えています。カラオケは飽きられてきて、ウィスキーを飲んで他愛のないお喋りをするようなところの方が好まれるようです。ま、需要と供給がそれぞれあるならいいじゃないですかあ。

夜のハノイの遊び場所について知っていることを書くと、もっと男女がハゲしく入り乱れて、しかもコーアンとは話がついていて、捕まって強制送還される心配のない店はいくらでもあります。
基本的にベトナム人向けです。お客のカレ等、行く前に20万ドンの新札≒1,000円弱をたくさん用意します。いくらカネ持ちでも50万ドン札ではダメです。20万ドン札の赤い色が縁起がいいとされて喜ばれるのです。
盛り上がってくるとそれがミラーボールの光の中をひらひら舞います。アベのミクスでいうトリクルダウンです。
ニッポン人だけで行くと相手にしてくれません。別の庶民向けコースになります。
やっぱシャカイ主義国の首都の限界だよね、みたいに言って真のブンカ交流には至らず、夜は更けていきます。

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