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ホテル絵日記/Burasari Heritage Hotel Luang Prabang

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ベトナムでも新型コロナは大問題になっています。学校はほぼ全国でテト明けからずーっと休み。複数の感染者が出た人口1万くらいの村は封鎖されました。ハノイから1時間くらいの距離です。
過剰反応と思えないこともありませんが、隣の国から極秘情報を得ているのかもしれません。
ワタシのアパートにはいろんな国の人が住んでいるので、いつ感染者が出ても不思議ではありません。
もし出たらアパートは封鎖されるでしょう。いや町内会全域が封鎖されるに違いありません。
それで対策を考えました。
食料や水は補給されるとしても食べたいものは買っておく。納豆とか。
パソコンと電源コードは毎日家に持ち帰って、家でもシゴトができるようにしておく。
テラスで体操ができるように片付け。
酒は昨日から断ちました。備えあれば患いなしです。

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そんなワケで週末も一人静かにお絵かきにハゲむワタシ。
これは旧正月に泊まったLuang Prabang旧市街の古い商家風ホテルです。
旧市街を挟むように流れる2本の川の、メコン川ではない支流のナムカン川に細い道路越しに面しています。
部屋の入口が羽の固定された鎧戸とガラス戸で、カーテンがなく閉じると真っ暗で、開けると外を通る人と目が合うくらいの距離で、それでシャワーがかなり開放的な造りで、窓を何度も開けたり閉めたりしたのが今となっては懐かしく思い出されます。

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そのシャワーは円形で、床だけがFRPのユニットで、ベッドから2,3歩の位置にあります。カーテンがビニールと黒い布との2重になっていて、外からは中の影も見えません。
狭いのでシャワーカーテンが肌に引っ付いてキモチ悪っ。
洗面もベッドのすぐ脇にあり、水周りをまとめてベッドエリアと分けるという発想がまったくないようで、それはそれで一興でした。

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ワタシは設計者としてはトイレだけははっきり分け、洗面、シャワー、バスタブはオープンに作ることを好みます。窓も大きくして、覗かれて困るヒトはカーテン、ブラインドでコントロールできるようにします。
部屋でお客は、ヘンタイだろうが普通のつまらないニンゲンだろうが、みんなゼンラになるワケで。
ほかに見るべきものはありません。

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レストランの朝食はビュッフェではなく、卵料理の具と調理法とか、ソバとか、ベーコン、ソーセージ、豆料理とかを選ぶシステム。
パンが品切れで、ホットミルクが冷たかったり、その辺の不条理さはベトナムと変わりません。
くだものをワゴンで丸ごと運んできて、隣のオバさんみたいな前掛けしたスタッフがその場で切ってくれるのは、ささやかな演出として好ましく思いました。
道を挟んだ川縁にもレストランのテーブルがありましたが、隣の安い店のタイ風焼きそばはこんな感じ。

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おカネのある人は旧市街の外れにある超高級Amantakaとか、その隣のやや高級AVANI+とかに泊まったほうがいいでしょう。
旧市街では旅行者が求めていると思われている情緒と引き換えに軽視されるモノが少なくありませんから。

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