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[デビュー20周年]silent movie/サザーランド

(2024.8.18追記)

2003年末。金融大手のプロミスのCMに楽曲がタイアップされた新人バンドがいた。それまで彼らは無名だったが、あまりにもMr.Childrenの櫻井氏に似た歌声のせいもあって、各地から問い合わせが殺到した。それから一ヶ月が経った2004年1月28日。ついに彼らは満を持してメジャーデビューした。
そのバンドの名前はサザーランド。デビュー作にしてまさかのCMタイアップという破格の扱いを受けた「silent movie」は瞬く間に彼らの代表作になった。同曲がリリースされてから今日で20周年。せっかくなのでレビューしてみた。
ちなみにサザーランドのことはこの記事でも書いてるので是非。

1.silent movie

今は亡き大切な人に捧げる名曲。冬の曇り空を思わせる物悲しいメロディーが胸に響く。個人的には最後のあたりの歌い方が、切なさ最高潮といった感じで好き。
当時のオフィシャルサイトに掲載されていたメンバーコメントによると、最初はよくある失恋ソングになる予定だったらしいのだが、友人の突然の死により、この形になったそうだ。


2.106

こちらはうってかわってロックなサウンドが印象的な曲。友人との別れをテーマにした「silent movie」に対して、この曲は恋人との別れがテーマになっている。タイトルになっている「106」というのはデビュー前、仙台を拠点に活動していた頃に作詞した阿部氏が住んでいた部屋の号数だそう。
ちなみに最初の頃はバラード調で、ギターの鈴木氏が加入した頃を境に今の形になったらしい。

追記(2024.8.18)

インターネットの海を彷徨っていたら、インターネットアーカイブの中に、リリース直前当時のオフィシャルサイトを見つけた。
リリース当初の空気感を味わい方はぜひ。


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