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仏具とNFT、ゆるキャラとの共通点

以下の動画で触れられている「仏具とNFT」について、自分なりの理解と、そこから生まれた問い&考えたことを投稿してみます。

結論は、「プロの作品か素人の作品かの違いだよね」という、めちゃくちゃシンプルで当たり前のことになりました。

というわけで、思考過程を整理するために書いてみます。

キーワードは「概念の擬人化


仏像の例:

仏教の思想はロジカルかつ複雑で、容易に理解できるものではない。

なので、仏教のありがたい教えを仏像に仮託して、認知を楽にしている。

「仏教とはウンヌン」というより、「大仏様に向かって手を合わせれば極楽浄土へ行けるよ」と言った方が、誰にとってもわかりやすい。


ここまでが理解できたこと。

氷山に例えると、
仏像は目に見える氷山の一角。
目に見えない部分には。仏教思想という想像以上に大きなものが隠れている。

みたいな感じ。

その上で、

複雑な概念を簡単にするために擬人化しているということですね。これは「地域の魅力とかを、ゆるキャラにして伝える」とかとやっていることは同じなわけです。

けんすうさんの読み物

ここから、

「一時期、ゆるキャラブームがあったけど、成功したゆるキャラと、失敗したゆるキャラは何が違ったの?」

そして、

「それを踏まえて、NFTにはどんなことが言えるの?」

という問いが生まれたので、考えてみます!


早速いきます。
まずはゆるキャラから。

ここまでの流れから、失敗しているゆるキャラは、「地域風土に根ざした概念理解ができていない」と言えそうです。

あえて嫌な言い方をすると「ガワだけ整えたハリボテ」

この地域では「〇〇(特産品や偉人)」が有名だから、これを使ったゆるキャラを作りましょう!
みたいな流れで誕生したのではないでしょうか。

一方で、成功しているゆるキャラについて考えてみます。

真っ先に思いつくのは「くまモン」です。

くまモンの生みの親は、放送作家・脚本家の小山薫堂さんと、アートディレクターの水野学さん。

お二人とも第一線で活躍されている方々です。

水野さんの著作を何冊か読みましたが、作るプロダクト(製品)に対して、徹底的に理解する姿勢を感じました。以下の著書がオススメです。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせて読むと理解が深まります。

話を戻します。

くまモンは、プロフェッショナルの手によって生まれたゆるキャラと言えますね。

まとめると、

「結果を出しているプロが生み出したから成功して、素人の作品だから失敗した」
というシンプルな答えになりそうです。
(他の要因を切り捨てて、単純化しすぎていることは認めます)

ここから、NFTについて考えてみます。
(※ちなみに私はNFTについて素人ですので、話半分でお願いします)

AIの登場によって、誰でも上手なイラストが描けるようになりました。
NFTのイラストも、AIを使えば誰でも簡単に描けちゃいます。

ですが、上手なイラストがコモディティ化した現在、それでNFTを作ってもうまくいきません。

なぜならそれは、失敗したゆるキャラと同じことをしてしまっているからです。

じゃあどんなNFTが生き残るのか?
それは、圧倒的な世界観があり、そしてその世界観を概念化して、さらにそれを擬人化できたNFT。と言えそうです。

そして、これができるのは、その道で活動して結果を出し続けている人、プロだけです。

というわけで、改めて結論を書くと、
「上手くいきやすいのはプロの作品で、失敗しやすいのは素人の作品だよね」
となりました。

<イメージまとめ>

  • 仏教思想→仏像

  • 地域風土→ゆるキャラ

  • 世界観→NFT


ちなみに、仏具がzipというの話、詳しく知りたい方は、コテンラジオ「最澄・空海編」をどうぞ!

ではでは!


こちらは、FiNANCiEというサービス内「sloth with creators (SWC)」に投稿した記事を、加筆修正したものです。

気になった方はぜひチェックしてみてください!

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