GACKTの勝ち方

著者：GACKTさん

説明する必要はないかも知れませんが、シンガーソングライター。俳優。経営者。沖縄県出身で、本名は大城ガクト。多くの不動産を所有しており、現在はマレーシア在住。テレビで頻繁に見ないのは、年間で出演する回数を決めていたり、独自のルールに基づいている為。日本語の他にフランス語、英語、中国語、韓国語に精通している。

本書はGACKTの考え方や習慣などは勿論、実体験に基づいた自己ブランディングやメンタルリセットの方法が述べられたビジネス書。ビジネス書ではあるが、写真も多くGACKTが読者へ語りかける形式で進んでいく為、エッセイのようで読みやすい。普段語られない規格外のエピソードやGACKTを形成する様々な要素を覗き見することが出来、テレビとは違った一面が見て取れる。GACKTが人生を通して学んだ哲学から、ビジネスの思考だけでなく、努力することの意味、人生をカッコよく生きる生き方を教わることが出来る。目標に向かって努力が続かない人へ背中を押してくれる一冊。

GACKTの勝ち方

ここからは私の感想。（本を読んでから見てください。）

ミステリアスで気取っているというイメージを持っていたが、本書を読んで感じたことは、「プロ」で生きているということ。ここで言う「プロ」とは音楽は勿論、俳優として経営者として、そして「GACKT」という自己に対して。表には出さないが、数々の苦労や努力を重ねてきたのが、この本の随所に現れていた。堂々とした発言や行動は全て、見えない努力が裏で支えていたわけで、（正月の超一流芸能人の格付けは怪しいが。。。）それでこそ本当のファンや付いてくる人がいるのだろう。確固たる信念、覚悟があるからやりたいことをやり遂げれるし、結果もついてくる。中途半端な理想を語るだけでは、現状は変わらないし、行動も伴わない。GACKTの言う「人生の方程式」である、一分一秒のルーティンが人生を形成しているわけで、その一秒では気付かない。昨日の自分が今の自分を作り、今の自分が明日の自分を作る。無論、GACKTにはなれないが、自己ブランディングをしていく必要があるし、それに伴う努力をしていく必要がある。日々の努力を続けよう。