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【金曜日のしかけ#31】新人見守りいいね

すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。

フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。

この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけ社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。

ただ、気になるかと思いますので、しかけの実践者の名前だけは先に公開したいと思います。

第31弾のすごいしかけは川口社長の「新人見守りいいね」です。

このしかけは、入社直後の新人向けの日報についてのしかけです。

オンボーディングに関わる施策の中でも、日報はただ書かせているだけであまり工夫していない会社が多いのではないでしょうか。

川口社長はこの「新人見守りいいね」を通じて日報を一石二鳥以上のしかけとして運用しています。

導入コストほぼゼロの超シンプルなしかけです。
ぜひご参考にしてみてください。


1 新人見守りいいねの内容

新人見守りいいね」はチャットグループを用意するだけで始められる極めて簡単なしかけです。

新人とOJT担当、関連部門の部長クラス以上の経営幹部でチャットグループ(スレッド)を作ります。
新人が複数いる場合は1つのグループにまとめます。

新人はそのグループ内で日々日報を共有し、経営幹部が「いいね」を付けるのが「新人見守りいいね」です。

新人の成長の記録(日報)を、同期から社長までみんなで見守ってあげるのがこのしかけです。

新人は自分の日報を偉い人に見られると思うと少し緊張するかと思いますがコメントは特になく「いいね」が付くだけなので、ただみんなに承認されて嬉しい!そんなしかけです。

試験に合格した時などは報告に対する「おめでとう!」と、
ポジティブなメッセージだけを偉い人は書き込んでいます。

簡単ですよね?

2 このしかけのすごいところ

① 新人同士の切磋琢磨感を醸成できる

複数の新人が同じグループで日報を共有するので、お互いの日々の成長を感じることができます。

拠点や部門の垣根を越えて新人同士が切磋琢磨できる環境のひとつになるのです。

② 新人の日報を通じて経営陣が現場感を得られる

川口社長の会社は、全国に複数拠点を持つ200名強の比較的大規模な組織です。

経営幹部と現場に距離のある組織では、新人の仕事ぶりや新人目線(日報)での現場感を経営幹部が知ることができるしかけとしても有効です。

③ 新卒だけでなく中途の新人も対象にしている

新人見守りいいね」は、新卒だけでなく中途も対象にします。
やり方は新卒と全く同じで、グループだけは新卒と中途で分けます。

中途は新卒に比べて、オンボーディングの難易度が高い一方で新卒より放置されてしまいがちです。

新卒と同じように成長の記録を経営幹部含めみんなで閲覧し、承認することで「中途入社組もウチの会社のメンバーなんだよ」という存在承認効果が見込めます。

3 自社に導入する際の工夫・注意点

・チャットグループを指導の場にしてはいけない

指導は個別に現場で直接行うべきことです。そもそもチャットや、ほかの人がいる場でやるべきことではありません。

またOJT担当のためにも、経営幹部がいる場で指導をすれば、指導を指導されているような気がしてOJT担当自身が委縮してしまうのでやめた方がいいでしょう。

4 すごいしかけの会社はコチラ!

すごいしかけ「新人見守りいいね」を実践されている会社は、本社が大阪府東大阪市にある『あらゆる企業を挑戦のステージへ』をPhilosophyに掲げているアンダーデザイン株式会社です!

勤倹力行な川口社長が経営されておられる会社です。
現在、下記の事業を展開されています。

<豊富な経験を蓄積し、時代とともに進化するICT事業>
アンダーデザインは、創業以来展開してきた電話交換機(PBX)の販売、設計、施工および電気通信設備工事に加え、データネットワーク環境やIT環境の構築にまで事業領域を拡大し、電気通信工事を強みに持つ総合系システムインテグレーターとして独自の地位を築いています。

新型コロナウィルスの世界的な流行によってこれまでの常識や価値観が一変し、AI、DX、クラウド、ゼロトラストをはじめ、電話交換機(PBX)を取り巻く技術革新にも新たな潮流が生まれています。

こうした状況下で私たちは、24時間365日体制のサポートセンター、ヘルプデスク、キッティングルームを配備し、オンプレからクラウドまで、設計・構築から運用・保守まで、お客様の要望に応じて柔軟なサービスを提供しています。

ICT事業では、独自のサービス提供プロセス「7 Steps」を導入しています。要件定義、設計、構築といった従来のシステムインテグレーターの業務フローに、「ブレスト」や「デザイン」「活性化」などのプロセスを加えることで、クライアントの多様なニーズに対して最適なソリューションを提供し、ビジネスの活性化を継続的にサポートします。

<ICTインフラ構築から内装までを一気貫通で行うデザイン事業>
アンダーデザインは2018年の社名変更を機に、「働く環境すべてをデザインする」ことを掲げ、事業領域をICTインフラから空間デザインにまで拡張しました。

リモートワークやサテライトオフィスなど働き方が多様化し、移動や労働に対する価値観が更新されたことで、多様なワークスペースの提供が競争力につながる時代が訪れました。

私たちは、持ち前のICT技術と空間デザインを掛け合わせることによってオフィスの可能性を飛躍的に広げます。

経営理念を体現するオフィス空間は、業務の効率化だけではなく、社内コミュニケーションの活性化や優秀な人材獲得にもつながります。

オフィス全体から部屋単位のご提案まで、予算や要望に応じてICTインフラから空間デザイン、アートキュレーションまでを一括で提供することで、企業の働き方改革や従業員の創造性向上を実現し、お客様の挑戦をサポートするオフィス環境をデザインします。

<人、地域、文化をつなげるケーススタディスタジオ事業>
新型コロナウィルスのパンデミックによって人々の価値観が大きく変わる中、電話交換機設備の普及を通して企業を「つなげる」ことを生業としてきたアンダーデザインが社会に提供できる価値とは?

2021年4月、アンダーデザイン東京オフィス1Fの路面スペースにオープンしたケーススタディスタジオ「BaBaBa」は、このような問題意識から生まれました。ケーススタディスタジオの名の通り、私たちはこの活動を「実験の場」と位置付け、時代をリードするクリエイターたちとともに私たちが提供できる価値を探求し、地域社会や世界に向けて発信しています。

地域創生、文化振興、伝統工芸の普及などをテーマにした展覧会やワークショップ、トークイベントなどを開催するとともに、活動を通じて収集した情報や素材をアーカイブするウェブジャーナルも展開。

さらに、アンダーデザインが得意とするICTインフラ構築のノウハウを生かしたネットワークサービスを活用することで、リアルとバーチャルを機能的かつナチュラルにつなぎ、新しいクリエーションの可能性を提示しています。

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

新人見守りいいね」のすごいしかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また来週!

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