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脱出ゲームで学ぶ緊急障害対応

先日、オンラインで謎解き脱出ゲームをしました。数人のチームでメンバー同士はお互いにほぼ初対面という状況です。結果的に脱出できなかったわけなのですが、その振り返りを行ってみると、仕事での緊急障害対応に似ているなと感じたためまとめておきます。

簡単にゲームの説明をしておくと、小問題がいくつかあってそれらを解くことによって大問題のヒントとなる。大問題を解くことで次の小問題と大問題のセットにチャレンジでき、制限時間内に最後まで解き切ったら脱出成功というものです。つまりチームで分担しながらも、基本的には全ての問題を解く必要がありました。
緊急障害対応では明確な時間制限があることは少ないですが、できるだけ早い一次対応が求められます。

我々が制限時間内に脱出できなかったのは、単純に一つの問題を解くのに時間がかかり過ぎたためです。なぜ時間がかかってしまったを考えると、大きく3つありました。

※問題内容自体に焦点を当てて問題の解法パターンを分析することもできそうですが、ここでは問題を解く力そのものには触れていません。

現状や前提条件を確認しない

そもそもどういう状況なのか、何をしなければならないのか、何をすることができるのか、前提条件を確認しておくことが大事です。そもそもやるべきことを勘違いしていたり、後から公開情報にアクセスできることを知ったりするのは時間のロスです。チームの全員が全体像を把握しておきましょう。

誰が何をやっているのか何をやったのか可視化できていない

大問題を解くために小問題を解く必要があるため、自然と作業を分担することになるわけですが、作業状況を可視化するようにしましょう。もちろん黙っているわけではなく口頭で伝えているのですが、いつでも参照可能な状態にしておくほうがスムーズに事が運びます。実際に、聞き直しすることが多発しました。
緊急障害対応でも作業を分担して、全体に進捗や結果を共有しながら進めていくことが重要です。

振り返りを行わない

完全に初めての体験ならば仕方ないのかもしれませんが、ほとんどの社会人なら緊急時の対応を行ったことがあるかと思います。そのときに何が問題だったのか、また同じ過ちを繰り返さないために、まさにこの記事のような振り返りが必要です。残念ながらこの記事は一人で書いています。。

ゲームでリーダーシップを発揮しておこう

以上の3つがありながらも、とはいえ初対面同士でチームを組んで問題解決するのは難しいです。時間もなく合議的に進めていくわけにもいかないので、リーダーシップを持って指示するなり、場をセッティングする人の必要性を感じました。
緊急障害対応の模擬練習やチームビルディングとして、オンライン脱出ゲームはありかもしれません。

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