[GBAゲーム レビュー] サンサーラナーガ1(1×2)
どうも、RPGが好きなきんちょーるです。
今回は隠れた名作(迷作)と名高い
[サンサーラナーガ1]についてのお話
まず本作、なかなかのプレミア品です。
ソフトのみで4000円とか普通にします。
私は研修で東京にいた際に秋葉原で購入
ソフトのみで3700円もしました…
↓ゲームボーイミクロとソフト
サンサーラナーガ1は元々ファミコン用ゲーム
今作[1×2]はそのGBAでのリメイク作となります
監督は押井守、脚本は伊藤和典、音楽は川井憲次
という『パトレイバー』でお馴染みの超豪華な
スタッフで作られた本作、期待は高まります。
(実写よりアニメ版イングラムの方が好きです)
[プレイ当時について]
購入したのは9月前半、少しプレイしながら
クリアしたのは10月後半でした。
10月半ばに入院し、潰瘍性大腸炎に苦しみながら
1回1時間くらいのペースで遊んでいました。
やっぱり点滴は二の腕の大きな血管に入れると
痛みもないし楽ですね!?!?↓
[タイトル]サンサーラナーガ1×2
[ジャンル]竜育てRPG
[発売日]2001年11月14日
[原作:ファミコン]1990年3月23日
[評価](★1〜5で評価します)
[総評と感想]
●癖が凄い!?竜を育てる高難度RPG
竜を育てるオリジナリティが秀逸。
最初は面倒ですが段々と愛着が湧いてきて
育てる楽しさ、離れる寂しさを感じます。
しかし、押井守をはじめとした
有名なクリエイターが集まった結果
戦闘テンポが悪く、ヒントも少なくなり
ラスト以外のストーリーも正直微妙に・・
2以降続かないわけですね…
●自由すぎる?多宗教で不思議な世界
様々な宗教が混ざった不気味な世界観
マップは大きな亀の形をしていたり…
セーブポイントが竜の形をしていたり…
最強武器は剣ではなくメーザー砲だったり…
登場人物の意味不明な言動や下ネタも多め
まぁファミコン時代なのでご愛嬌。
●圧倒的な説明不足!?!?
中盤から『アムリタ』という女性を
追いかける形でストーリーは進行し
世界の全貌を知っていきます。
ラスボスに挑み愛竜を殺されて
アルシンハに怒りをあらわにしますが
深掘りがないので惜しいです。
↓写真がないのでFC版で…
[ストーリーについて]
とまぁぶっとんだ始まり方をします。
村から大事な物を盗み出した主人公
村の住人に話しかけるとボコボコにされて
装備と所持金が無くなり体力も1になります。
コンプライアンス的なアレに引っかかりそうな
村八分を忠実に再現していますね。
あらすじ以後の流れはこんな感じです。
本物の竜の卵をもらった主人公
村に戻れず湖の真ん中にある都に向かう
↓
卵預かり場に竜の卵を預けておつかい等をこなす
↓
竜が産まれますがまだ赤ちゃんなので
敵を倒して食べさせるを繰りかえし
↓
立派な竜になるために各所を巡りボスを倒す
↓
一度竜を奪われるも友情パワーで奪還
※竜の色がプレイ内容で変わります
↓
卵をくれたアルシンハよりラスボスの存在を知り
ほぼ異世界でラスボスを倒してEDを迎え…
[システムについて]
●竜を育てる
このゲーム最大の特徴です。
今では普通ですが、ファミコン発売当時は
とても斬新なシステムですね。
卵から数十メートル級になるまで育てます。
赤ちゃんの頃は主人公が倒した敵を
『えもの』として持ち帰り、育て屋の竜に与える
これをひたすら繰り返します。
主人公の行動は竜の性格にも繋がるので
中盤からは逃げるのも躊躇います。
この面倒くささと愛着が後に影響します…
●竜の独特なステータス
攻撃、防御、素早さ等に加えて
[おもいやり]がないと命令を聞きません
アルシンハの笛を吹くと増えます
[どうとく]低いとより攻撃的になります
[ゆうかんさ]これが低いと勝手に逃げます
といったものがあります。
竜の色に関わるので大事なステータスです。
●主人公にレベルがない
装備でしか主人公のステータスは変わらず
代わりに竜のレベルは上がるので
ラスボスの攻撃がほぼ通らない程
カチカチに育てることも可能になります。
●倒した敵は食べるか売る
倒した敵は『えもの』として所持品に。
これを[竜に食べさせる]か[売る]
食べさせると体力が回復し
売るとお金に代わります。
なかなか惨いですね。
●驚異のエンカウント率
平地→砂地→森→山という順番で
ストーリーに関係なく敵が強くなります。
最序盤は特に一歩間違えると
終盤の敵とエンカウント、即死です。
平地でも運が悪いと即死します。
●基本誰とでも戦える
村人、ヤ◯ザ、野生のベコ(牛)
誰とでも戦闘が可能ですが…
戦闘画面は↓こんな感じです。
不気味な敵ですね
画像は拾い物で申し訳ないです。
[ED画面とネタバレ]
全ての元凶は主人公に卵をくれた『アルシンハ』
自分で手に負えなくなったラスボスを倒す
竜使いを育てるのはいいですが適当すぎて…
アムリタが可哀想で仕方がありません。
肉親や登場人物、そして自分の幻影を倒した後
愛竜の命懸けの攻撃でラスボスを倒すとEDへ
手間暇かけて育てた愛竜が
最後は主人公のために命を散らします
悲しい…
倒れた愛竜の元には虹色に光る卵が残され
人語を話す愛竜と同じ名を名乗る子竜が産まれます。
そしてサンサーラナーガ2が突然始まります
主人公と竜の名前は2に引き継がれます。
サンサーラ(輪廻)ナーガ(蛇神:ドラゴン)
ということみたいですね。
このテンポの悪さで流石に
2を続けてやる気にはなれずでした…
ラスボスのカオスドラゴン↓
ほぼイベント戦です
長くなり申し訳ありません。
ゲームボーイアドバンスの奥は深いですね。
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次回もお楽しみに…?
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