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朝日新聞と川柳

朝日新聞ポッドキャストで暮田真名さんがインタビューを受けている。
やりとりの構成がきちんとしていて、川柳になじみのない人にもきっと
わかりやすく、聴きやすい内容。暮田さんの句の書き方はおそらく
多数派ではないかもしれない。それでもお話はとても面白く、句を書く
ことへの可能性に、広がりやわくわくを感じとれる。

朝日新聞といえば、『アサヒグラフ』に連載されていた時実新子の“川柳新子座”をすぐ連想してしまうのだけれど、おそらく今回の担当記者は時実新子と自社との関りを認識していないだろう。『アサヒグラフ』自体がすでに廃刊となっており、その後連載は『週刊朝日』に引き継がれたものの、時実新子が亡くなった後は当然、新子座は消滅した。

私の手元には朝日新聞社から1990年に刊行された『川柳新子座』がある。
贅沢な造本で、内容とともに時代を感じる。当時は葉書で投句、掲載されると郵便局の小為替が郵送され、郵便局で現金化するのが嬉しかった。

暮田さんの著作が、朝日新聞社から刊行される日も近いかもしれない。

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