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ガチ勢に送る!最初の1本及び、2本目のレンズ考。

押忍!川本史織です。
最初の記事で主に写真機、最初の一台の話をしました。

かなり脱線して、レンズの話もしましたが、今回はレンズ中心の話をしようと思います。

※長いので、読むのがしんどい人はあきらめるが良い・・・。

最初の1本は、あまり考えることもなく、なんとなくレンズキットのレンズを使っているとか、カメラ量販店の店員さん、ハイアマおじさんおばさん、写真マニアの友人知人に勧められるがまま、という方が多いのではないでしょうか?
(私も写真マニアみたいなもんですが)
そういう方には2本目を選ぶ参考に、そうでない方はカメラボディと一緒に最初の1本を選ぶ参考にどうぞ。
「ガチ勢に送る!」ということで、ここでは利便性、多様性、汎用性、専門性は基本的にスルーします。〜用のレンズとかは無し!
また、人によっては商用にもあまり適しません。
あくまでも写真とガチで遊ぶ上で必要な、トレーニングに適した1本!て感じよ。
ちょい極端かもしれませんがお付き合いくださいまし。

そんな私の最初の1本は35-105のズームレンズ、2本目は28-85のズームレンズだったわけですがね・・・

それは忘れてください笑。とりあえず、ズームレンズはあんまりおすすめしません。

ちょっとだけ説明すると、ズームレンズは条件がイマイチの時に威力を発揮することが多いです。
悪条件にズームレンズで立ち向かうようではガチ勢とは言えません!知らんけどw
(※内容や現場の状況がわからない商用撮影ではあったほうがよいです。24-70mmが1本ありますと、大抵なんとでもなるので。内容によりますけど・・・)

ズームはとりあえず便利です。最初の頃はなぜ便利かもさほど理解せずに便利だと思い込んで使うことと思います。
ズームレンズ1本で自分の立ち位置から、狙った被写体を大きく写したり、風景を広く写したりできます。
これは何を意味するかと申しますと、単焦点レンズを何本も持ってるのと似てます。
単焦点ですと、立ち位置から被写体を大きく写したいときは、今使ってるレンズを長めのレンズに交換する、体を使って近寄る、という行動に出ます。それでも大きくしたいときは後からトリミングもありです。

また、デジタルカメラですとCCDやCMOSを部分的に使うクロップという方法もあります。(フルで撮って後からトリミングと同じようなもんですが、ファインダーで画角を見ることができます)
また反対に立ち位置から後ろに下がれないけど(引きがない)広く写したい時は広角レンズを使います。
ズームレンズですと、その行為が連続的に広角から望遠、望遠から広角、そしてその中間まで縦横無尽にコントロール出来るのです。
ただ、最初に述べました通り、これは便利だと思い込んでるだけで、望遠の特徴や広角の特徴を把握してるかというとそれは怪しいよ、奥さん…

例えば、広角レンズと望遠レンズで狙った被写体の大きさをファインダー上で同じにして撮りくらべると、何かが違います・・・。
(ここらへんは端折ります)
なので!焦点距離の特徴を理解する為にも、とりあえず単焦点を1本持っておくのがおすすめ!
ついでにレンズ明るさ(スピード、F値)についての特徴も知ることとなるでしょう。

覗いた瞬間に、世界が変わる。多分なw
1本のレンズをしつこく使ううちに、そのレンズのスペシャリストになってること請け合い!多分な!w

ズームレンズは便利かもと述べましたが、単焦点のレンズ一本しかない状況で、あきらめを知るのがガチ勢のあるべき姿なのです!笑
もっと大きく撮れたのに、もっと広く撮れたのに、そんな戯言ほざいてる間があったら、思い通りに撮れなかったことを受け入れて、次なる被写体に立ち向かうのが建設的だと思っております。

そもそも「思い通り」というのは「思い込み」でしかないことのほうが多く、現場ではその状況を受け入れて、今そこにある武器で獲物に向かうほうが清く、新たな発見、そして成長からの進化!という具合に進む確率が上がるような気がしてならないのであります!(ああ、長い!)

そしてその「思い通り」に撮れなかった写真こそがあなたの写真人生を変える名作だった可能性も大いにあるわけです!!!(暑苦しいw)

だから失敗写真と思ってもすぐに消すなよ!デジタルすぐに消せるからな!

で、結局、単焦点にも色々あるのでどれが良いの?ってはなしですが、人には好みがあるので、私も私の好みで何本か挙げておきます笑。

・50ミリくらいのマクロレンズ。
これ、結構おすすめ。50、55、60ミリくらいがあるのかな?Nikonだとマイクロニッコール55ミリと60ミリがあるはずなんですが、55ミリのが焦点距離的にはおすすめ。
楽チンなのはオートフォーカスの60ミリ。
50ミリマクロはカールツァイスでありますね。
何が良いかというと、被写体に近づきたくなるシーンは結構多いと思われます。お気に入りにはお近づきになりたいですよね?
その時にストレスなく近寄れます。
遠景から近景、超近景まで万能。
マクロレンズは解像度が高いレンズが多く、レンズメーカーも結構力入れて設計してるように思われます。

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・ワイドめな明るいレンズ35ミリくらいで明るさがf2前後のもの。
ここらは、めちゃ使いやすい。
ポートレートにも風景にも使える。
ちょい引きが足りねぇなー、って時も35ミリ付けてると大体カバー出来ます(楽にカバーできるわけではない)。
ちょっと暗いかなと思うような時や、撮影に夢中で陽が暮れてきたときなんかは、明るいレンズ付けといてよかったー!ってこともしばしば。
(最近のカメラは高感度耐性が強力なのであれですが。)
マクロほどではないですが割と接写も効くのが多いです。普段使いで困ることはまぁ少ないすね。

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・明るい50ミリ前後
最初50ミリを使い出した時は、本当に使いづらくて仕事の時以外は放置してました。
それがいつの頃からか、なくてはならない相棒となったわけです。
カールツァイス、テッサー45ミリ、中判マキナ67の80ミリ(35換算で39ミリくらい)をこよなく愛していた私がその後コニカビッグミニ、コニカヘキサーと35ミリにハマり、それらを経て、なんとなくCONTAX用のカールツアイスプラナー50ミリをゲットしたことで、ちょっと使ってみると、かなり悪戦苦闘することとなりました。
写真雑誌や入門書では、50ミリ万能!とあったのですが、これがまた曲者で、万能???故に使いづらい・・・。
長くも無ければ短くもない、なんとも中途半端なレンズだったわけです。
(ある意味、尖ったレンズなんでしょうねぇ)
つうことで、プラナーはしばらく防湿庫で倉庫番することとなります。

何がきっかけで50ミリを使い始めたのかはよく覚えてないのですが、フィルムからデータにアナログからデジタルへと移行する過程で、コニカヘキサーをメインで使ってた私は、デジタルでヘキサーに置き換わるカメラを探していたのです。(コニカヘキサーはマジで最高のカメラだった)
とりあえず、手持ちのNikon D100(APS-C)に28ミリ(28mm 1: 2.8)を付けて持ち歩いてました。
35換算1.5xで42ミリ相当。ヘキサーより長くなってしまったけど、テッサー、マキナに近い数字ということで、馴染みよく使えたのです。
だいぶ長い期間28ミリを使ってたのですが、突然35ミリ(35mm 1: 2)にしたくなりました。気分ですね。明るさも1絞りあがって、f2ということでボケも期待できました。
焦点距離は35換算で52.5ミリ。急激に長くなりました。
使ってみると案外しっくり。
段階的に時間をかけて焦点距離を長くしたからか、違和感なく移行できました。
その後28ミリと35ミリの気分による往復が続きます。
そして、フルサイズの時代がやってきます。
仕事での撮影は借りたD700に(買えなかったけど借りれてよかったー!)50ミリ(50mm 1: 1.8)を付けたものが軸になってました。
これはもう慣れますよね。必然的に。
そしてある時、某有名写真家の方がインタビューか何かで、
「世界一高性能でちょっと長めのレンズを使う」みたいなことおっしゃってまして(わたしの記憶がただしければ)ちょうどいいなと、その流れに乗りました。

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そろそろまとめます笑。
結局は自分の好きなレンズ(ズーム含む)選んだらいいと思います笑。

と、放置気味なのもなんなので、私の好みでオススメしますと、

・最初の一本は35ミリの明るめのレンズ。
・最初の一本が単焦点なら二本目はズームレンズもあり。
・最初の一本がズームレンズな人は、二本目に明るい50ミリ。
・ガチ勢には、最初の一本は35ミリの明るいレンズ。二本目以降は35ミリの明るいレンズを使い倒したという前提で、その経験を元に、次に自分に適しているであろうレンズを選ぶ。35ミリよりワイドの28ミリ、24ミリなどの明るめのレンズか、明るめの50ミリ(マクロ含む)。

習うより慣れろ、そして知る。ということで、

1本のレンズをしつこく使ってあげてください。

望遠でもワイドでも標準でもなんでもいいですが、必ず単焦点レンズで。
レンズは必ず結果をだしてくれます。
時間はかかるかもしれませんが、1本のレンズをお供に街に繰り出し、寄ったり引いたり、ボカシたり絞ったり、パースのつき方や、被写体の歪曲などを知ると、次の違うレンズをゲットした際に必ずその経験は役に立ちます。(次なるレンズを検討する際にも)

撮影する被写体は後から決めろ!なんでも撮ってみて!笑。
とりあえずレンズ一本でなんとかしてみましょう。

最後に、ズームレンズはお勧めしないと言いましたが、私のズームレンズの使い方を少し。
覗いて画角を決めるのではなく、レンズの表示を見て、先に焦点距離を決めます。覗いて身体でフレーミングします。
24-70のレンズなら、24、28、35、50、70と5本分をイメージ。たまに単焦点にはないような中間の焦点距離を使ったり。
つまり、ズームレンズを単焦点的に使用してます。
多焦点レンズといえるかもしれません。最近のスマホでもレンズが複数ついてるでしょう?そういう感じです。
最初、ズームレンズを使うと、焦点距離の両端しか使ってないという人は結構おられると思います。私がそうでした笑。そのような傾向を回避するにも役立ちます。
メリットが何かと問われると困るのだけど、写真行為においては、ある程度ルールというか縛りがあるほうが良い方向に転ぶことが経験上多いからとでも言い放っておきましょう❤️
ルール、縛りはまた次の機会にお話しします。

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※以下最後のシメの言葉と写真機グラビアです(人物は写ってません)

1本のレンズを愛でる。
写真上達の第一歩であります。

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以下Z7グラビアw

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ではまたー🤟🏻

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