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今のnote界に足りていないのは、書き手よりも、読み手では?

嶋津亮太さんが教養のエチュード賞の応募作128作品すべてを紹介してくださっています。

この試みを知ったとき、正直「わたしが読み間違えたかな…?さすがに、全作品なはずはないでしょ」と思いました。

でも、読み間違えじゃない。全作品を嶋津さんのnoteで紹介してくださるそうです。それが嶋津さんからのプレゼントだそう…なんという誠意の人…!

あと、ひらやまさんも年末に読むことを重視した企画をされていました。

現在いいねが600越え…実際に330人以上の方のnoteを読んでリプライしたとか。

えっ…お二人とも「読む」にかける情熱すごすぎませんか…?

この企画を知ったとき「これはうれしい!!」と思いました。教養のエチュード賞に関して、私はクリスマスを待つ子どものごとく、ワクワクしながら待っているところですし笑 ひらやまさんの企画もできれば参加したかった…。

お二人の企画を知って「noteで足りていないのって、書き手よりも読み手なんじゃないか?」という気になりました。

もちろん、お二人とも書き手として素晴らしいという大前提はあるにせよ、この拡散のされ方の根底には、みんなの「読んでほしい!」のエネルギーがあるんじゃないかなぁと。

やっぱり、みんな一度は身に覚えがあると思うんですけど、コンテストとかお題に参加して何の音沙汰もないの、けっこうさみしいじゃないですか…。

大賞に選ばれるまではいかなくても、「もしかしたら…佳作くらいならあるんじゃない?」ってほんのりドキドキして待ってませんか?私は待ってる笑

それで、「すでに結果は出ている」ことをツィッターで知るときの悲しさよ…。通知来てないし…そっか…そりゃ、そうだよね…うん。みたいな。

もしくは、渾身のnoteを書いてもなかなかnote編集部におすすめされないとか。note編集部のおすすめってけっこう傾向があるから、対策をしたくなったりもします。

こういう「選ばれない」「スポットライトがあたらない」体験をみんなしてきたからこそ、この「読んでくれる人たち」がありがたいんじゃないかなぁと思います。

たとえるなら、編集部のおすすめとかコンテストはスポットライトです。光があたっているところは強く明るく目立ちます。

でも、ほとんどの人の周りは暗いままです。スポットライトはたくさんの人をあてることはできないんですね。そこで、こういう「光をあててくれる人たち」が現れます。「スポットライトだけが全てじゃないよ!」ということを教えてくれるんです。

それは、嶋津さんやひらやまさんだけでなく、マガジンを立ち上げてピッカーをされている方たちや、企画を立ち上げる人とかもです。

マリナさんの 「#呑みながら書きました」とかも、全員分紹介してくれていましたし。

あきらとさんの「#本棚をさらし合おう」とかもですね。

他にもこういう「今までスポットライトをあびていなかった人たちに、光をあててくれる人たち」ってたくさんいると思います。私が見つけられていない企画とかもたくさんあるはず。城戸さんはこう表現されていました。↓

こういう人たちの周りには、やっぱりわーっと人が集まってにぎやかになっているイメージがあります。やってほしいことをやってくれるから、人が集まる。

たぶん、noteをやっている人の数が増えすぎて、note編集部の手の届かない範囲もかなりあると思うんです。実際、朝から晩まで読んだとしても、読み切れない。これからも、note編集部のおすすめに載れない人、コンテストで賞をもらえない人ってたくさん出てきます。

だからこそ、こういう「光をあててくれる人たち」がもっと力を持ってくれれば、ハッピーな人は増えるんじゃないかなぁと思います。

教養のエチュード賞で気づかされたんですが、みんながみんな入賞しなくてもいいんです。「読んでコメントくれるだけで充分嬉しい人」はたくさんいるはずです。

私はまだ「光をあてる人」になるために、どうしたらいいのかわかりません。

でも、「光をあてる人」のサポートならできます。スキボタンを押したり、ツィートで広めたり、少額でもサポートしたり。できることはあります。こういう「自分たちで光をあててくれる人たち」の応援をしたいなと思っています。

願わくば、「光があたらなくて埋もれてしまうnote」が少しでも減りますように。渾身の作品は、自分の魂のカケラが入っているようなもの。それが埋もれてしまうのは、あまりにも悲しいことです。

「正統派じゃないけど、私は好き」とか「まだフォロワーの少ない新人さんだけど、続けて欲しい。応援してるよ」という場面が増えるといいなぁと思っています。

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