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26歳女子が初めてハプニングバーに行って、「エロ」と「セックス」について見つめ直した

生まれて初めてハプニングバーに行った。興味本位だった。
ハプニングバーに関して、みんなはどんなイメージを持っていますか?
エロとセックスのことについては、職業柄考え慣れていたし、「社会勉強」程度の気持ちで遊びに行った。
どうしても俗っぽいテーマにはなってしまうが、今回はハプニングバーで起こったことで、「エロ」と「セックス」について感じたことについて。

あと、最初に述べておくが筆者はハプニングバーでハプニングしなかった。最初からその気はなかったし、行ってみてなおさら、「私には絶対ムリだ」と確信した。

ハプニングバーってどんなところ?

そもそもハプニングバーってどんなところなんだろう。私もあんまり良くわかってなかったと思う。

「その場にいる人とセックスできる場所」「ヤバイところ」…そんなゆるりとしたイメージ程度にしか認知されていないと思う。私もそう思ってたし。

まあ、間違ってはいない。たぶんそうだ。そこにいけば、バー内でセックスすることができる。ヤバイところだ。

ハプニングバーに行くに至ったきっかけ

まあもう単純に「興味本位」に尽きる。週末友人と飲んでいたら、行ったことがあるという男性がいたので、みんなで遊びに行ってみた。その程度だ。

ただ、その場にいた6人全員がハプニングバーの存在を知っていて、かつ「行ってみたい」と思ったからすごい。

ハプニングバーでは2人以上の複数人で遊びに行くのが禁止になっているらしいので、2人ずつのペアになって別れて入場した。

以外と細かいルールの多いハプニングバー

私の行った場所は渋谷にある「眠れる森の美女」というハプニングバー。
最近はちょっと、渋谷が再熱していることからか、このハプニングバーの名前をいろんなところで聞く。

「え、なんで知ってるの?」

そう思ってしまうような、どうみても「普通」な友人の口から、「たまに行くよ」みたいなことをフツーに聞くのでビビる。

で、そんなゆるい「ハプニングバーブーム」にまんまと乗っかったわけだが。
受付〜実際にバーで飲み始めるまで、細かいルールがめちゃめちゃ多くてびっくりする。

「眠れる森の美女」は3階建てになっていて、1階が「受付・ロッカー」、2階が「バースペース」、3階が「プレイルーム・覗き窓」になっている。

1階の時点でまず「スマホはロッカーの中へ」
遊びに来ている人のプライバシー保護のためだろう。持ちこんだのがバレただけでも出禁になるらしい。

2階は好きに騒いでいいバースペース。意外と普通に飲んでいるだけの人も多いけれど、といいつつ、おさわり程度にイチャイチャしている人もたくさんいた。

3階がプレイルーム、ラウンジ(休憩)スペースになっている。
ラウンジは基本的に「静かに過ごす」ということになっているらしく、べらべらうるさく話していると怒られる。
プレイルームは軽い仕切りの向こうに存在していて、マジックミラーで覗き見ができるようになっている。
ちなみに覗いている時は私語厳禁。野次が飛ぼうものならつまみ出される。お酒も持ち込み禁止で、「見るなら黙って見ろ」という雰囲気。みんなが小窓に釘付けになって他人のセックスを覗く様、なんとも異様だ。

プレイルーム内では何組かの男女が同じ部屋の中でセックスしていて、たまに「スワッピング」と呼ばれる相手の交換こ、を行っているようだった。ちなみにこの言葉、この日初めて意味を知った。

しかし、意外とプレイルームに入る前にはいろんな注意をされているようで、例えばしっかりとコンドームを渡されていた。

しょうもないブログなんかでよく書いてある「ハプバーで中出しセックス!」みたいなことにはならないわけだ。もしくは昔はあったのかもしれないが、病気やそういった噂による弊害対策で、今は全く禁止されているのだろう。

その他にも本人たちの了承があるかどうか、泥酔していないかなど確認されていた。まあそんな中でお互い「公認」でセックスするので、渋谷の路上で騒ぐ男女よりもよっぽど、お互いに言質を取り合ってプレイルームに入るようだった。

「自分はひどく普通の、無性癖の人間だ」と思い知った

私はこの日ハプニングをしなかったが、人のセックスは覗いた。マジックミラーが一枚挟まると、小窓の先の非日常は「画面の向こう」の感覚がして、なんだかAVを見ている程度の感覚だった。

ラウンジで一緒に話していた「リアルカップル」が、プレイルームでスワッピングしに行っていた。ハプニングバーはこんなところなので、本気のカップルはあまり来ないようだ。セフレ同士やポリアモリーなどの「性愛にカジュアル」な人間が多く集まっているようだったが、二人はしっかり本当のカップルで、「セフレとかいたことない」というようなことを言っていたのでびっくりした。

リアルカップルに「あなたたちも一緒にどう?」と友人男性ごと誘われたが、私は控えめに首を横に降った。

こんなところまで来ておいて「始めからやる気がない」と公言することは憚られたので柔らかく断ったが、どう考えても無理だと思った。
人に見せられるような自慢の体じゃないし、知らない人から覗かれていることは「背徳感による興奮」なんかよりもはるかに「恐怖」と「モラル」が勝ってしまった。

そもそも、こんなふうにカジュアルに利用するべき場所ではなかったのだ。優しい人もたくさんいたし、性癖が特殊であることに偏見はないが、何かしら「特殊」なところがないと、ハプニングバーでプレイを楽しむことはできないのだと思う。

「ドS」「ドM」「複数人プレイ」「飲尿」「緊縛」「コスプレ」「なりきり」…いろんな性癖があると思うけど私はこの中の何一つに当てはまらず、そもそも「知らない人とのセックス」を楽しむ能力というか、そういう感性にかけていた。

私にとってのセックスは「目の前にいる人の深いところを知りたい」という欲求から始まるものであり、「浅くすら知らない人」とまぐわいたいという欲求がさっぱり湧かない。

純愛至上主義の人間ではないが、そういう意味で私は「カジュアルなワンナイトラブ」が好きじゃない。クラブや相席バーで知り合ったその日に体の関係を持つというのは、みんなどんな感情からそうなるのだろう。
初めて話したその2時間がすごく濃厚で、「もっともっとこの人を知りたい!」と思って…なら分かるけど、たぶんだいたいそんな感情じゃないよね。

私は知らない人に自分を開示するのが怖いし、そう思う人も多いと思うんだけど、そういう人はハプニングバーには来ちゃいけないのだと思った。本質的には。

「エロい人」と「セックス好き」は違う

ハプニングバーには本当に色んな年代の人がいた。私と同じくらいの若い人で、セーラー服を着た男性。何もせず、おしゃべりを楽しむだけのおじさん。ふくよかな体を、隠すつもりもないようなセクシーな服と見せつけている女性。

ハプニングバーにはハプニングバーのコミュニティが形成されていて、週末の余暇を楽しんでいるようだった。

少しだけ人と違う性癖を持っている人たち同士が、その趣味を分かち合い、見せ合えるこのコミュニティに、それを持たない私が興味本位で入ってきていることが、なんだかすごく申し訳なかった。
「見せ合おうよ」と開かれるコミュニティで「見せる趣味はない」「見せたくない」と思ってしまうのだから、受け入れようとしてくれている人に、すごく申し訳ないような気がした。

ハプニングバーにいる人は「エロい」、そんな風にイメージしていたし、それが間違いではないのだろうが、普通じゃない、ハードなセックスを好む人は「エロい」のだろうか?
そもそもエロいってなんだ。妙齢でセックスに興味があるのなんて当たり前だし、それを突き詰めた人を「エロい」って呼ぶの、よく分かんなくないか。100歩譲ってエロいとしても、「セックス好き」とは限らないじゃないか。

エロい、という言葉は、現代に置いてとても広義で、一概に人種を絞ることができないように感じた。

セックスが好きでたくさんヤッてる人と、ハードな性癖をセックスに求める人は違う。ハプニングバーには、どちらかというと後者の人間が多いように感じた。

結論「女性は冷やかしでハプニングバーにいくべきではない」

私は女なので、基本的にはセックスの時には「挿れられる側」になるべきだが、ハプニングバーでふとこんな不安がよぎった。

「もしもここで無理にセックスすることにしたとして、気持ちも体もその気にならなかったらすごくつらいだろうな。男性は、体がその気にならなくても”勃たない”だけだけど、私はもし”濡れない”状態になったとして、その瞬間それをよく知らない他人にしっかり伝えられるんだろうか。乾いたまんこにモノをブチ込んだことはないけど、”あっあの…”とか言いよどんでる間にブチ込まれたら…」

結局、どこまでいってもセックスにおいて、「リスクが多い」のは女性側だ。

避妊をミスすれば子どもができるのは女性の体、気持ちの乗らないセックスで、濡れない性器に怪我を負うのも女性だ。

「ハプニングバーって、ハプニングしなくてもいいんだって。飲んでるだけでいいなら楽しそうじゃない?」

そんな風に聞いて、なんとなく行こうと思ったハプニングバーだが、飲んでるだけの人の方が浮く場所だった(当たり前だけど)

男性は自分の身は自分で守れるので、興味本位の利用でもいいかもしれないが、自分で自分を守る自信のない女性、その場の雰囲気に流されてしまう、愛のないセックスに後悔の多い女性なんかは、行かない方がいいと思う。

ハプニングバーはカジュアルな飲み屋ではない。タダ酒が飲みたいだけなら、相席屋に行く方が俄然無難だ。

でも、行ってよかったかもしれない。人生経験、という意味では、非常に貴重な体験をした。自分の苦手なものが分かってよかった。

…ということで女性諸君、ハプニングバーに行くなら、初回は超信用してる男子と一緒に「お互いヤラない」誓約書でも立ててからにしてくださいね。

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恋愛コラムニスト、稼働取材ライター。 恋愛、結婚、仕事…悩める20代を応援したい、自分が一番困ってるこじれサブカルクソ女です。フリーランスとして働くこと、恋愛とセックスのこと。