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和菓子をどうぞ

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すこやかに、しあわせにー。今も昔も変わらぬ願いを込めてつくり味わい、伝えられてきた日本のお菓子。今この時をともに迎えられた喜びに、この先もつつがなく過ごしてゆけるよう祈りを重ねて… もっと読む
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2019年11月の記事一覧

11/18〜22 小雪のお菓子「ふきよせ」

11/18〜22 小雪のお菓子「ふきよせ」

提供:11/18(月)〜22(金)
菓銘: #ふきよせ
色づいた葉が北風に吹かれ舞い落ちて足もとに集まってくる、そんな初冬の風情を映した薯蕷(じょうよ)練切をおつくりしました。練切なら中は通常こしあんですが、今回は踏むとカサカサと音を立てる落ち葉に見立ててあえて豆の皮を残した小倉あんを包み、山の芋を使った外の練切生地にも混ぜこんでいます。宇治のお煎茶、じょうみょうとご一緒に。
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色を変え葉を落と

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11/5〜10 立冬のお菓子「亥の子餅」

11/5〜10 立冬のお菓子「亥の子餅」

ご提供:11/5〜10
菓銘: #亥の子餅
千年以上にわたって冬のおとずれを告げてきた由緒あるお菓子、亥の子餅をおつくりしました。猪の子、うり坊を模した餅菓子です。
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亥の月(陰暦十月)、亥の日、亥の刻(21時〜23時)にこの亥の子餅を食べると無病息災を望めるという古代中国から伝わった行事食で「源氏物語」にも描かれています。のちに猪の多産にあやかり子孫繁栄や豊穣の願いも込められました。
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陰陽

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