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「会社の自分」と「社外の自分」は2重人格でいい

「自分らしさを失いたくない」  
 
新入社員の頃は、誰もがそうやって抗 あらがったものです。

やがて数年が経つ頃、「これが働きがいというものか……、悪くはないな」と納得し始め、役職につく頃には、社外でも「会社の世界観」で自分を表現し始めます。
 
自分と会社を一体化させてコミュニケーションができるのは、プロ意識と言えばプロ意識、会社員として一人前の証拠なのかもしれません。
 
しかし、じつはこれが人生を後悔する初期要因となるのです。

「会社=自分」のまま 10 年が経ち、 20 年が経ち、 30 年を迎え、気がつけば仕事のことし ・・ か話せない「会社人間」ができあがります。
 
やがて出世競争も結末が見え始めた頃、仕事を取り去った後に何も残らないことに気づき、愕 がくぜん 然とする・・・・

「自分を語るものが何もない」「出世できなかった俺の人生はムダだったのか?」などと真剣に悩み始める――。

極端なことを言えば、これが日本の会社員のタイムラインではいでしょうか?
 
あなたはどうですか?

余計なお世話かもしれません。

しかし、もし心当たりがあるなら、今すぐ次の処置が望まれます。
 
プライベートで、愛する会社の存在を一度、心の中で引きはがしてみる。
 
ついでに思いきり蹴っ飛ばしてみる。
 
週末は、いっさい会社のことを思わない。
 
会社を辞めたと思って過ごしてみる。
 
この思考転換だけで、会社人間という状態から抜け出せる。自分の人生を取り戻し、後悔せずに生きるモードに変化させることができるのです。

とにかく、会社を出たら会社人間のキャラクターを脱ぎ捨てて、別人で過ごしてみる・・・・このことを強くお勧めしたいと思います。

会社を出たら、思い切ってもうひとりの自分になろう。確信犯で、二重人格になる・・・
 
この奇妙な習慣づくりこそ、会社人間を脱皮し、後悔のない自分らしい人生を取り戻すための第一歩となると思うのです。

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