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アスペ夫に簡単な日曜大工は早すぎた

嫁が泣いていても夫は無関心。
夫の心を占めているのは、MMORPGで嫁よりストーリーを先に進めることな様子を見せています。
現在の出来事です。(2018/10/21 17:20:56)

アスペ夫と日曜大工

遡ること今年の7月。我が家は西日本豪雨で被災しました。
自宅内にも土砂の流入がありまして。その際に外構部分(庭)は植木を切ったり芝生をはいだりと大事でした。
最近はすっかり気温も秋めいて外での作業がしやすくなったので、アスペ夫は自ら外構部分を修復すると宣言!

宣言したのは良いんですけどね……。

今回、修復のために準備したものは「インスタントセメント」です。
水と混ぜるだけで硬化反応が始まるので、誰でも比較的簡単に扱える素材です。

アスペ夫の実費で素材を購入!
土砂を撤去してほぼ空になった真砂土を補填し圧着→インスタントセメントを3~5cm厚に撒いて水をかけて1時間放置。追加で水をかけて24時間放置後、固まっているのを確認すると作業完了となります。

ね? 簡単でしょ?

アスペ夫の行動は、簡単に言うと「余計な事しい」です。

昨日の作業中。
夫が真砂土の補充やインスタントセメントを均等に撒くのを頑張ると言うので、工業用保護ゴーグルを渡しました。すると、元からメガネをかけているから不要と拒否。

(おいおい……大丈夫か……?)

私の不安は見事に的中。
インスタントセメントを撒いていたアスペ夫、急な風向きの変化で顔にインスタントセメントが直撃(本人談)!!

急いで土曜日に診療している眼科を調べ、アスペ夫を病院へ受診させました。

酷い嫁と思われるかもしれませんが、病院へは付き添っていません。アスペ夫は付き添って欲しかったのかも知れませんが、以前私が大病をした時に逃げ出した経験があるアスペ夫にそこまで尽くす義理も人情もありませんから。

嫁「タクシー呼ぼうか?」
夫「車で行くからいい!(半ギレ)」
嫁「近所の〇〇病院だから」
夫「病院で何されるかな?」
嫁「それゃ目の検査でしょ。必要に応じて目の洗浄もあると思うし、目薬処方されると思うよ。」
夫「目の洗浄は嫌だな……」

日常会話が噛み合わない!

インスタントセメントが目に入って危険! 早く病院を受診しないといけないという事よりも、目の洗浄や目薬が嫌と言うアスペ夫。

受診が終わったあとにすぐ来た連絡も、病状ではなくて「道が混んでる。渋滞してる。」と言うものすごーくどうでも良い内容でした。

アスペ夫、自身が保護ゴーグルの装着を拒否した結果、角膜の一部を怪我しました。
4週間分の目薬を処方され、昨晩から目薬について持論を展開中です。

今日は今日とて余計な事を……

そして問題の庭に撒かれたインスタントセメントですね。
土曜日に庭の1部に撒きまして。夫が病院受診中に水量を調整して2度目の水分散布。2回目の散布が土曜日の16時頃なので、日曜日の16時頃で24時間経過。硬化反応を見て固まっていたら作業完了……のはずが……。

アスペ夫、なぜか硬化前のインスタントセメントへ向けて、大量の水分放射。なお順調に固まりかけていたインスタントセメントの表面が液状化しています。

昨日の苦労はなんだったんだ……。

さすがに落胆しちゃいまして。

インスタントセメントとはどんなものか。
水をかけて固まる仕組みについて。
水の量が多すぎるとどうなるか。
等を詳しく説明しました。
アスペ夫としては面白くなかったようで「俺が実費で買った素材だ。失敗したらやり直せばいい。そもそももう1回やり直すつもりだし。」と不貞腐れています。

「夫名義の家だし、住宅ローンも夫名義。借金しない範囲で好きにしていいよ。」
「私はこの家に関与しないから。」
「今は夫婦だよ。離婚届を出せば他人になるんだよ?分かってる?」

この3点に絞っても、アスペ夫としては理解し難い模様です。

1区画のみですが、真砂土とインスタントセメントに使った夫のポケットマネーは約1万円。医療費は約3,000円。
今回の件で手持ち予算が足りなくなったと申告されても、我が家では追加予算を出さない事が決定しました。

そして文頭へ戻ります。
現在夫はMMORPGに夢中です。

アスペ夫にやってはいけないことをして怒られた自覚なんてありません。
コンコンと説明しても「あーーーーー!!(奇声)」「言葉が出てこない!!」とパニックを起こしては、数秒後にはケロッと接してきます。

この感覚が、私としては全く理解できせん。
最初は理解しようとしましたが、発達障害と分かったからやめました。
分かり合えない人とは、分かり合えないこともあるんです。
話せばわかるとアスペ夫自身が口にしますが、話して理解できない言葉が出てくる度に情報をシャットアウトされます。

この行動が、他人にとって。
とても失礼にあたる自覚も無いようです。

前途多難なアスペ夫との生活が続いています。

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