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初めての検査入院。

昨日、検査入院が終わって退院した。

結論として、カテーテル痛かったし、不整脈起きたし怖かった。
出来ることならもうやりたくない。
でも、手術前に腫瘍の血管を止めるために、またやらないといけない現実が待ってる、、、
腫瘍に血液送るなんて、何してくれてんねん〜。
辛いなぁ。

いざ、カテーテル検査へ。

外来の看護師さんの計らいで2泊から、1泊に変更してもらった検査入院。
ドキドキしながら、夫と息子に「行ってきます」と伝えて入院。

入院の部屋は6人部屋ながら、ラッキーなことに開放感のある窓際やって、外の景色が見られるから、これはとても良かった。

点滴の準備をして、待つこと2時間。
やっとカテーテル検査に呼ばれた。
新人さんのような看護師さんに引き連れられて、「緊張してますか?」の質問に『どんな検査か想像がつきにくいので緊張してます、、、怖い。』と返答すると、「大丈夫です!これまで痛かったって言ってた患者さん少ないので!」と背中を押されて、『ほんまか!?』と思いながら検査室へ。

検査台に乗って、手首からカテーテルを挿れる準備がされた。
以前のnoteでも書いたけど、私は注射が苦手だから、その準備だけでも緊張してしまって室内に響く心拍モニターの音がめちゃくちゃ早かった。

なんかもうここからは意識があるようでなくて、フワフワしていて記憶も曖昧やけど、要所要所は覚えてる。極度の緊張と不安とで、気が遠くなっていたのは確か。

とにかく終始、カテーテルの管を入れてる手首が痛かった。
怖くて目を瞑ってると、心臓近くを通る時に、まるで火花のようなものがパチパチ弾けるような光を暗闇の中で見た。

それと同時にカテーテルが通った時に一瞬めっちゃ苦しくなって、室内に響く心拍モニターからもヤバそうなアラートが鳴った。所謂、不整脈が起きた。

「あ、なんかヤバいんかも。」と思いながら、横目で壁の時計を見るとまだ開始から40分くらい。
「まだかかるんかな、、、しんどいな。早く終わってほしい。」と思ってると、先生が何か話しかけてきて、絞り出すような声で何かを返答したけど覚えてない。

心拍も少し落ち着いてカテーテルが腫瘍に到達したのか、ジュワッと熱さを感じたと思えば、あれよあれよとレントゲン撮って、やっと「もうすぐ終わりますからね。」という言葉を聞けた。

とにかく不快感がすごくて意識朦朧の中、いかにもベテランのような看護師さんが、汗だくの私の背中を拭いてくれて、優しい言葉をかけてくれた。こういう時、ベテラン看護師さんの存在ほんまにありがたい〜〜〜。
通常なら車椅子で部屋まで帰るところが、起き上がれるような状態じゃないからベッドのまま病室へ。

熱が38度近くまで上がっていたから、とにかく体がだるくて、夫から来たLINEに返信も送れなかった。
それと、カテーテルを挿れていた右手の止血が何よりも痛い、、、!
止血の締め付けもやけど、刺してた部分の鈍痛がすごい。あの圧迫するやつ、すごいね。痛いくらい押さえられてた。

しんどいなぁと思いながら、出てきた夜ご飯はちゃっかり全部食べた。笑
そして、割とどこでも寝られると自負していたけど、腕の痛みとベッドが硬くて全然寝れなかった。

慣れたくない痛み。


翌朝、看護師さんが来るまでのんびり過ごしていると、同じ病室の今日退院するというおばちゃんが話しかけてきてくれた。

「おはよう〜。昨日、先生が病状話してはるの聞こえてしもてん、ごめんなぁ。体調大丈夫?」ってめっちゃフレンドリーなおばちゃん。
まぁ病室内の会話、ほぼ全部丸聞こえやから仕方ないわな。笑

こういう会話は別に嫌いじゃないから、そこから10分くらいずっとおばちゃんと喋ってた。お世辞とかではなく、素直に元気出たから喋りかけてきてくれて嬉しかった。
おばちゃん、ありがとう!

その後、朝ご飯をちょこっと食べながら、病室内のおばちゃん達の会話を聞いてた。

「〇〇さん、今日パンなん!?いいなぁ、私ご飯やねん〜。私も最後の朝ご飯パンが良かったわ!!!」と、さっきのおばちゃん。

『わかる!!!!私もパンが良かった!!!!』と、同じくご飯が出てきた私も全力で頷いたよ。なんなら、ちょっと声に出た。

その後は先生から検査結果や今後の話を聞いて、やっと退院。
夫が息子と一緒に迎えにきてくれたから、顔見てホッとした。

本番の手術は今のところ10月になりそう。
11月は息子の誕生日があって、家族で写真を撮る計画もしてるから、できるだけ10月頭にやってしまいたいなぁという気持ち。

またカテーテルするのは怖いし嫌やけど、それを乗り越えたら手術して腫瘍とおさらばなはずやからな。

まだ右腕のカテーテルを挿れたところが痛くて、アザが広がってきてる。
この痛さに慣れてしまうのが怖い。

怖くて不安で思わず息子の前で声をあげて泣いてしまった。ごめん、息子。
0才なのに何かを感じたのか、頭をよしよししてくれた。ママびっくりしたよ、ありがとうね。

やっと動き出した治療とは裏腹に、これまで以上に怖さと不安とで絶賛情緒不安定です。
頑張ってるんやから、何かいいことあればいいな。

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