はじめてのボランティアPart3〜流れ編〜
そしてボランティア参加当日の流れ。
これはあくまで大崎市鹿島台のボランティアセンターの様子なので各地で色々勝手が異なると思う。
各地のボランティアセンターの連絡先がWEBサイトで確認できる。個人での飛び込み参加の受付時間や、雨天時の決行可否など電話での問い合わせが可能。
では当日の流れ(鹿島台地域・個人飛び入り参加の場合)
まず社会福祉協議会によって設置されたボランティアセンターを訪れる。車で行ってもセンターとなっている施設の駐車場に置いて、受付をした後バスで現地へ移動する。
<受付>
「ボランティア受付」という案内にしたがって行くと受付カウンターがある。この受付エリアは地域の女性達がお手伝いしていて和やかな雰囲気で安心した。
名前・住所・電話番号を記入してボランティア登録。また、ボランティア保険に任意で加入を勧められる。300円のプランからあるので怪我する可能性を考え加入。300円お支払い。(貴重品は持たないようにしてたけど、少しのお金を持っててよかった)
お手洗いなども一旦ここで済ませ、装備も確認。お水とスポーツドリンクを用意されていて、持ってるからと断ったけど「多めに持って行った方がいいわよ!」とお母さまたちにゴリ押しされたのでスポーツドリンクをいただいた。確かに現地に着いたら買う場所なんてないので多めでもいいかもしれない。
<現場に移動するバスを待つ>
センターから作業する現場まで乗り合いのバスが用意されている。私が登録を済ませた時にはちょうど女性3名男性3名の計6名が居合わせていたので全員で同じ車に乗った。
鹿島台の場合は、被災地が数カ所の地域に分かれているためこの日は結構遠目の場所まで移動した。車で10分くらいはかかった気がする。無言の車内は悪いことをしたわけでもないのになんかドナドナした気分を味わえる。
(現場に入れば自然と役割分担をし会話が発生するので和む。後から聞いたがみんなボランティアはほぼ初心者だった。)
<現場のお宅に到着>
センターの方が、現場のお宅の状況と、その日の作業を住人と相談して決めてくれる。そのお宅によってやることは異なるが、私がやった作業は1回目2回目合わせてこんな感じ。
●濡れてしまった保管米を廃棄のために袋詰め、運び出し。
●倉庫に散乱したごみ広い。掃き掃除。
●流れ着いて散乱した藁を掻いて集める。
●高い位置にあるものの運び出し。
●まだ使う家財道具などの洗い物。
大体こんな感じ。力のいる仕事や危険なところは男性が担当し、運ぶ、藁をかく、洗い物をする、という仕事を女性が行った。
現地の方に聞いたところ、なんでも今月中に廃棄物を出さないとそれ以降は自分持ちになってしまうらしい。(期間短すぎない!?)
なので早急に使うもの使わないものを選別し、廃棄するものは廃棄所や指定された道路際に運び出さなきゃならないということがわかった。
この日は10半頃から作業し、お昼に1時間休憩、14時過ぎには作業終了しセンターに帰着。センターには各現場で作業していた人たちが戻ってきていて、和気あいあいとしていた。
うがい、手足の洗浄、消毒を済ませたら、炊き出しの暖かいお蕎麦が用意されていた。
お蕎麦、めっちゃ染みた。
ボランティアに行くかどうか悩んでる時は、「慣れてる人の足を引っ張るかも」とか考えるんだけど、意外と初心者が多いし、そもそも初めて被災した住民たちがやっている作業をお手伝いするので、少しの協力を沢山の人がやればそれだけ確実に作業は進む。ちりつもの一人で全然いいだろう。
実際に被災地をみたり話を聞いたりすると、勉強になることも多い。自然災害大国ニッポンに住んでるからには勉強しておこうっていうモチベーションでもいいかもしれない。
気になっていたら、ぜひ。(もちろん体調は万全な状態で!)
※追記
任意保険は、加入すれば今年度中(今入ると2020年3月末)まで使えます。毎回払う必要はなし!
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