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人はいつも『ある事』に無意識に操られ行動している。そのある事とは?


ビジネスプロデューサーの

新里(しんざと)です。

『プライミング効果』というのを

お聞きになった事ありますか?

ある情報によって、刺激を受けて

自分でも自覚がないが、影響を受けて

つい行動してしまう事を

『プライミング効果』と言います。

行動経済学の専門家、
ハワード・S・ダンフォード氏によると、
プライミング効果とは、
事前に得た情報によって、
無意識のうちにそのあとの行動が
影響を受けるという心理効果


「ピザって10回言って」と相手に

10回言ってもらったあとに

肘(ひじ)を指さして

「ここの事なんて言う?」

と質問すると

相手は「ひざ」とついつい、

答えてします。

正解は「ひじ」です。

昔、こういうの流行りましたね。

他には

「シャンデリア」って

10回言ってもらったあとに

「毒リンゴを食べたお姫様の名前は?」

つい、「シンデレラ」と答えてしまいますが、

答えは

「白雪姫」です。


また、ある実験で若者に

「高齢者」を連想させる単語をつかって

短文をつくるように指示。

その後、若者たちの歩行速度を

計ってみると実験に参加していない

人と比べて明らかに歩く速度が

遅くなっていたとの事。


実はこれも

『プライミング効果』の事例。

まるで催眠術のようですが、

実はビジネスの世界でも

いろんな場面で活用されています。

そう、あなたは知らない間に

操られて商品やサービスを

購入しているんです。

人は『事前に得た情報』に
無意識に操られて行動している


【ビジネスの世界でのプライミング効果】



『大阪に行ったら
 やっぱり、たこ焼き食べたいよね』

『香川県に行ったら「うどん」でしょ』

『クリスマスになったらケンタッキー
 が食べたくなる』

『映画館と言えばポップコーン』

『冬になったら鍋が食べたくなる』


すべてプライミング効果で

【 連想 → 行動 】を起こします。

それを知った上で

広告やCMを見ると

『プライミング効果』

活用しようとしているのが

分かって面白いですよ。


『お腹がすいたらスニッカーズ』



【「直接プライミング効果」と
     「間接プライミング効果」】



例えば、カレーをプライミング効果で

販売したい場合はカレーの写真などを

直接見せる事がその手段となります。

間接的にカレーを連想させたい場合は

インド人かもしれないし、

香辛料かもしれないませんね。


別の事例で言うと

よくアンケートという形で

プライミング効果をねらった

販売方法が行われます。

保険屋さんなども

最近、保険を見直した事ありますか?

ご自身の保険の内容を把握されていますか?

などがそうですね。

住宅販売メーカーは

数年以内にマイホームを

ご購入のご予定はありますか?

と聞いてきます。

アンケートなので

直接、営業されているわけでは

ないので、そんなに嫌な感じはしませんね。

実はあれ、すべて

アンケートという形で

連想させるという戦略なんです。

アンケートにお答えすると

プレゼント進呈。

もちろん、連絡先も聞いてきますからね。



【プライミング効果は学習効率にも活用できる】



事務所に入った瞬間、

仕事モードに入ったり、

制服に着替えるとスイッチが入る。

なぜか、集中できるカフェが

あったりしませんか?

集中できる時間や

場所を知る事で学習効率を

上げる事に繋がります。

イチローが打席に入りる前に

いつもと同じルーティーンを

やって集中力を増しているのも

それにあたります。



【ビジネスに活用しましょう】



そう考えると

ビジネスの世界では

あなたの扱う商品やサービス、

あなた自身を

『プライミング効果』で
連想してもらい事、
思い出してもらうような
環境を作ってしまえば、
お客さんは自動的に、
あなたの元へやってきます。

『プライミング効果』の特徴は

無意識に行動を起こしているという事。

人間は無意識のうちに

自分自身が事前に得た情報に

ついつい操られてしまうんです。

「10回言ってみて」はまさにそれを

利用している事例です。

無意識なので

コントロールする事が出来ないんです。

交渉事などの場合でも

実はすごく有効なんです。

事前に得た情報が判断や行動に大きな

影響を与えますからね。

『プライミング効果』

ビジネスに活用しない手は

ないですね。

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