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僕、ミスチルが結構、好きなんですよ。

歌詞がいいですね。

いろいろと仕事で悩んでいる時に

ある一曲が有線で流れてきました。

その時のワンフレーズに

心揺さぶられたというか勇気を

もらいました。

普段、何気なく聞いている曲も

自分の精神状態によって

聞こえ方が全く違ってくるんですね。

そのエピソードが

僕にとってのビジネスの

大きなヒントでした。


【ビジネスもアーチストを好きになるプロセスと同じ】


僕がミスチルを好きになったきっかけは

ある一曲を聴いてからでした。

ミスチルの全曲を聴いてから

好きになったわけではありません。

心惹かれた一曲から

「他の曲も聴いてみたい」という

気持ちになり、他の曲も好きになりました。

きっかけの一曲がなければ

他の曲を聴く事はなかったかもしれません。

でも、その一曲に惹かれたのは

当時、僕が求めている事と

その曲が与えてくれる事が一致したから。

これは、ビジネスでも

同じ事が言えるんじゃないかと

思ったんです。

でも、他の人と同じような事をしても

選ばれる確率は低い。

そこで以下を基準に

考えてみたんです。

「ニーズはあるのに、
  やっている人があまりいない」

「ありそうでないビジネス」

独立して数年、僕は経済的に

どん底にいました。

毎月の支払は数十万、

手持ち金は数百円。

まるで、映画の主人公にでも

なった気分でした。

こんな事って本当にあるんだ。

と呑気に過ごしてましたね。

今、考えると。

仕事なし、安定した仕事からの

独立だったので

ビジネスの経験なし、コネなし、

人脈なし、もちろん、お金なし(全財産110円)

ビジネスを考える基準に

「経験がなくても出来る」
「お金がなくても出来る」

が加わりました。

お金がどれくらいないって、

ガソリン代がなくて

営業に行く事が出来ないくらいでした。

ただ、生きていくために

稼がないといけないわけで。

なんとか知恵を使うしかありません。

そんな時に、100名程の経営者の

パーティーに誘って頂き参加したんです。

そこで経営者の方が名刺交換する姿を見て、

「ハッとしました」

名刺を工夫したら
「売上げ、上がるんじゃね?」

名刺交換した翌日って、

名刺を見ても誰か思い出せない事が

ほとんどじゃありません?

じゃ、覚えてもらえれば、

それだけで、ビジネスのチャンスは

各段に増えるし、

興味を持ってもらえれば、なおの事。

当時、まわりにそんな仕事をしている人は

誰もいませんでした。

僕の今の現状でも出来るビジネスでした。

先行投資がいらないからです。


〇ニーズはあるのに、
  やっている人があまりいない
  (当時は僕の地域には誰もいなかった)

〇ありそうでないビジネス
 (ビジネスをやる人はほぼ100%持っている名刺。
      なのになぜか、売り上げをあげるための専門家が
  いなかった。*デザイナーはいっぱいいる

〇経験がなくても出来る
    (そもそも、やっている人がいないので全員素人)

〇お金がなくても出来る
    (ノウハウを売るので事務所などの先行投資はほとんどゼロ)


早速、独学で勉強し始めました。

心理学やマーケティング、色彩、

キャッチコピー、レイアウト、

プロフィールなど名刺にまつわる事を

とことん、勉強して、それを

「名刺マーケティング」として

体系化していきました。

数か月後、立派な「専門家」の出来上がりです。

自主開催でオリジナルのセミナーを

毎月、開催、参加者が誰もいなくても

続けていくつもりでした。

当初、参加者はほとんどいないばかりか、

「名刺で売り上げ上がったら苦労しないよ!」

と良く言われていました。

数か月たった時にたまたま、

セミナーに参加された方が、
(参加者は3人ほどでした)

「経営者団体」の

講師を選定する方で

僕のセミナーを

「面白い!」

言ってくれて

「うちでセミナーしてくれませんか?」

という流れになりました。

「もちろん、喜んで!」

という事でセミナーをさせて

頂く事になりました。

当日、会場に行くと

そこには50名を超える

経営者の方々がいて

真剣に僕の話を聞いてくれました。

そこから、2年間、講演依頼が

止まる事がなかったです。

東京から離島まで

経営者団体から50~60件の講演依頼を

頂きました。


【戦略的に名刺ビジネスをはじめた】


今だから、言える事なんですが、

「名刺ビジネス」をやりたくて

やったわけではないんです。
(お金がないので他に出来る事なかったですが)

本来やりたい事は

企業のなどのプロデュースや
企画の仕事です。


ただ、実績も知名度もゼロの僕に

依頼してくる企業はまず、ありません。

だったら、実績と知名度を

上げなければならないわけです。

実績を上げる方法はいくらでも

ありますが、実績を上げやすく

出来れば短期間に出来れば一番良い。

だったら、百戦錬磨の強者がいる

カテゴリーより、簡単に勝てる

カテゴリーに参戦した方がいいに決まっている。

簡単に勝てるどころ、

当時、僕の地域では

カテゴリーを作ったのは僕自身。

「独壇場」です。

誰が来ても絶対に負けないし

競合他社もライバルもいない。

「名刺の専門家」といえば

唯一無二の存在になったわけです。


【実績は次のビジネス展開を容易にする】


名刺ビジネスである程度の実績を

上げる事が出来るようになった時には

名刺で売り上げが上がると言う

実体験をした方がごっそり、いたわけです。

「名刺で売り上げが上がるので
 他の事と合わせてやると
 もっと上がると思いませんか?」

という僕の言葉に説得力が

生まれたわけです。

自然に本来、やりたいプロデュースの

仕事が次から次へと舞い込んできました。

そこで実績を上げればさらなる

次の仕事の話が雪崩のようにくるようになります。

僕は個人で仕事をしているので

結構、仕事を断ります。

対応できないという事もありますが、

やりたくない事は基本やりません。

仕事をやるという事は

パートナーになるという事なので

自分と合わないと思えば

条件良くてもやりません。

大切な人生の時間を使うので

そこは妥協したくないです。

すると、余計に仕事が増えるんです。

断ると仕事が増える。

不思議です。


【まず、最初に絶対負けないビジネスをやる】


これは、単なる僕の考えなので

違う考えの方はスルーされてください。

僕はまず、明確な差別化された仕事、

絶対に負けない仕事を始めて、

実績と経験を積んでいきました。

需要と供給のバランスで

求めている方に対して

供給側が圧倒的に少ない場合、

もの凄くビジネスがやりやすいです。

しかも、名刺は不況にも左右されません。

「不景気だから名刺はつくらない」

という人を聞いた事がありません。

どちらかと言えば

「不景気だから名刺を工夫しよう」です。

名刺は売り上げがあがる事の

「体験」をする事につながるので

スムーズに次の受注になります。

僕から言わせれば

名刺を変えればほぼ、確実に売り上げあがります。

今まで、伝えていなかった事を

伝えるので当たり前に受注の確率あがります。

また、名刺は必ず受け取ってもらえるし、

受け取った方が読む確率も高い。

チラシやパンフレットと違って、

なかなか、捨てないし、

飲み会やパーティーでも配れるんです。

なぜか?名刺だからです。

チラシやパンフレットを配れない環境や

場所でも名刺を配るなと言われる事は

ほとんどない。

名刺とチラシに同じ内容が書いてあっても

名刺なら配れるんです。

半年、一年経つと、売り上げに

影響してくる事は容易に想像できます。

今回は僕が始めた名刺ビジネスを

事例としてあげましたが

まだまだ、「ありそうでなかった」ビジネス、

「絶対に負けないビジネス」は

本当にたくさんありますし、

なくなる事はありません。

僕は何もなかった状態から

ビジネスを始めたので

「知恵」使う以外生きる道がなかった。

今、考えてみればそれが幸いでした。

考える癖がついたから。

「お金がないから出来ない」

という人は

「お金があっても出来ない人」

です。

「時間がないから出来ない」

という人は

「時間があっても出来ない人」

です。

ビジネスを始める上で

全ての条件が揃う事は

ほとんどないし、

仮に揃ったとしても

恐らくそれは一瞬の事。

始める前は、

「やろうかどうか」

で悩みますが

始めてしまえば

「どううまくやろうか」と

悩みが一歩前に進みます。

どうせ、悩む時間を使うなら

後者の方が生産性があって

良いのではないでしょう?

オンライン化が進み

地方である事のデメリット、

距離的な壁がどんどん低くなってきています。

逆にフラットになった分、

競争が激しくなったとも言えます。

近くだから有利と言っていられなく

なりました。

だからこそ、しっかりとした

戦略で絶対負けないカテゴリーを

確立したいものです。

あなたにも必ずありますよ。

僕の経験上、気づいていないだけです。

自分にとって、あまり当たり前

過ぎるからなんです。

ぜひ、これを機会に

自分の事を棚卸ししてみては

いかがでしょうか?


















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