人は悲しみが多いほど、それが深ければ深いほど人にやさしくなれる

生前、嫁はいつも、僕のことを
何よりも最優先にする人でした。
結婚以来、嫁からいろんなものを
もらったり、やってもらってばかりの僕です。

今回もすごいギフトを
与えてもらったと思っています。

それは、『やさしさ』と『強さ』です。

人は悲しみが多いほど、
それが深ければ深いほど人にやさしくなれる

悲しみはいずれ
その人の優しさに変わり、
それが生きる強さになっていく。
そう信じています。

嫁は僕にやさしさと強さを
与えてくれた人。

誰かのために強くなれること。
誰かのために強くいられること。

それが何なのかを教えてくれた人。

今まで経験したことないくらい
悲しんで、苦しみました。

ただ、いつまでも
自分のことで悲しまれていては、
嫁からすればいい迷惑です。

だから、これからは、もう
悲しまない、後悔しない、
シケた顔は見せない。
そう決めています。

経験から生まれる、
やさしさや深い共感力は
人との絆を深めたり、
人間関係をより豊かにして、
困難を乗り越えるチカラになる。

『悲しみを乗り越えた人は
　本当の意味で強い』

何かの本にそう書いてありました。
今はその意味がなんとなく分かります。
自分の中になるモノが
全部、入れ替わって、
まったく別の世界にいるような、
感覚さえあります。

『やさしさを持った人は、
それ以上の悲しみを持っている』

明石家さんまさんの言葉です。

僕が経験した深い悲しみはいずれ
強さとなり、それが優しさに変わって、
よりよい人間関係を築き上げる礎となって、
それはやがて、生きるチカラになる。

嫁への感謝の気持ちは
益々、深まっていくばかり。
いつも、もらってばかりで僕です。