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人の感情を動かして『この人についていこう』そう思われる人間には共通点がある

パリ五輪の卓球女子シングルスで
左腕に怪我をしながらも、
テーピングと痛み止め打って出場。
見事と銅メダルを獲得した早田ひな選手。
日本中に感動と勇気を与えました。

ただ、僕が感動したのは、
それだけはなくて、
コーチを務める石田大輔さんの
対応でした。

自分の腕に早田選手と同じように
テーピングを巻いて、
動きにどんな制限が出るのかを
実際に確かめたうえで、
早田選手と一緒に戦術を考えたそうです。

その行動に感動しました。
選手の気持ちを本気で
理解しようと思う人は
自然とそんな発想になるんでしょうね。

プロ野球界のレジェンド、
星野仙一さんは明治大学時代の
スパルタで鬼監督だった
島岡監督とのエピソードを
語っているのを見た事があります。

星野さんが早稲田大学戦に先発して、
ノックアウトされた日の夜中に
監督にたたき起こされ、
『グラウンドの神さまに謝れ』と
グラウンドにパンツ1枚になって
夜明けまで土下座させられたそうです。

だんだん、夜が明けてきて
あたりが明るくなってきた頃、
ホームプレートに人がいるのが分かった。
それは星野さんに土下座を命じた
島岡監督だったそうです。

星野さんがノックアウトされたのは、
監督である自分の責任でもあると
感じていたからです。

その姿を見た星野さんは
『一生このおやじについていこう』
そう思ったそうです。

夜中にたたき起こして、
グラウンドに土下座させる行為自体は
どうかと思いますが、人の感情を動かして、
『この人についていこう』
そう思われる人間には
共通点があるような気がします。

最近はやり方とかどんな言葉を
発したのかなどが
議論される事が多いですが、
人を指導する立場の人に
本当に必要なことは、
『そこに愛はあるんか?』
なんじゃないかと思います。

華やかな結果の裏には
それを支える人の存在が
必ずあるものです。

僕はどちらかというと、
そのような存在の人間でありたい。
いつもそう思っています。

その方が自分の能力を強く発揮
出来るような気がするんですよ。

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