忘れる才能「まっ、いいか」があなたを救う

頭のいい人の特徴を上げるとすると

「記憶力の良さ」を真っ先に

思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？

イコール、「集中力の高さ」も兼ね備えている

証拠でもあります。

特に学生時代、

記憶力の良い人を羨ましく思ったものです。

もちろん、社会人になっても、

仕事をする上で記憶力が良いというのは

得する事が多いでしょうね。

それでは、逆はどうでしょう？

記憶力が悪い人。

あまり良いイメージではないですね。

通常で言えば、

イコール、「頭が悪い」でしょうか。

ただ、「記憶」は人の行動を

抑制する事もあります。

昔の「失敗の記憶」から行動出来ない。

といったケースです。

恋愛に失敗して、恋愛恐怖症になった、

事業で失敗して２度と、

自分でビジネスはやらないなど。

すべて、「過去の記憶」が原因。

本来は過去の失敗と今は

別に考えるべきなのに、どうしても

結びつけてしまうもの。

「再婚は過去の記憶の欠如から生まれる」

と誰かが言っていたのを思い出します。

うちの嫁の口癖は

「まっ、いいか」なんです。

僕は個人的にすごいなぁ。と

毎回、密かに思っているです。

心から楽しみにして行った店が

臨時休業で休みだった時や

子どもがジュースを派手にこぼした時などもそう。

息子が毎日、「おねしょ」しても。

僕なら

機嫌を少し損ねそうになるけど、

相変わらず、

「まっ、いいか」と横で笑っている。

記憶にとどめる事すらしないんです。

生きていく上で極端にストレスフリーなんです。

うちの嫁。

過去の辛い思い出というのは

誰しも1つや２つ持っているもの。

それを忘れずに心にとめて、

次に活かす事はとても大事な事。

心の痛みは時にモチベーションに

なる事もありますからね。

もう、２度と、貧乏になりたくない。とか。

でも、一方である意味、忘れなければ

次にいけないという部分があるのも事実。

世の成功者と呼ばれる方々は

例外なく、何度失敗しても

どんどんチャレンジしていって

結果、とんでもない結果を残している。

「まっ、いいか。精神」と

「記憶の欠如」がそうさせているとしか

僕には思えない。

「忘れる」も一種の才能ですね。

記憶の良さも、記憶力の悪さも

人生を豊かにするのに

必要不可欠なのかもしれません。

僕は仕事柄、「成功者」と呼ばれる方と

お会いする事が多いんです。

当たり前ですが、

お話しするとこの人は本当に凄い人だ。

と思う部分、尊敬する事が本当、多いんです。

だから、成功したんだと納得。

反面、『この人、頭おかしいんじゃないか』と

思う事も同じくらい、

いや、それ以上にあります。

それは「記憶の欠如」ですね。

ただ、やはり両方を持つ方は

人間としての魅力を感じます。

頭の悪さ、頭の良さを

兼ね備えていきたいものです。