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内在のつぶやき

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境界も時空も歪み、おわりもはじまりも曖昧化した自己変容

境界も時空も歪み、おわりもはじまりも曖昧化した自己変容

#内在のつぶやき #超越のいざない

 自己変容は、単なる変化ではなく、個に閉じた心身症でもなく、システム的な変容であると仮置きしてみるとき、つまり、それぞれの象限に閉じた変化ではなく、このインテグラル理論で用いられる四つの象限から成るダイナミックなシステムの変容だと捉えて、さらに僕自身の経験と照らし合わせてみるとき、2つのプロセスは以下のようであったように思う。

 1つ目は、何処かの象限から綻

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集合的学習の可能性を実感する週末

集合的学習の可能性を実感する週末

 横浜では35度を超えるような真夏の週末の午前中は、WIAL JAPAN(World Institute for Action Learning Japan)2022年次カンファレンスに参加していた。

 マーコード博士の基調講演『新時代にアクションラーニング/チームコーチングが必要な理由』、つづいて、ICF日本支部代表 紫藤さんと日本アクションラーニング協会代表 清宮さんによる『チームコーチング

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Making Room for Everything

Making Room for Everything

ケンウィルバーの新著が、2023年に出版されるかもしれない。
タイトルは、『Making Room for Everything』。門林さんは『すべてのものに居場所を与える』と訳されていた。これは、「インテグラル心理学」の表紙に記されているフレーズのひとつでもある。

「インテグラル心理学」、「インテグラル理論を体感する」の翻訳者でらっしゃる門林奨さんのSNS投稿を拝見し、『INTEGRAL+LI

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個の内面に宿る「真実性(truthfulness)」こそが、私たちを真正な自由へ誘う

個の内面に宿る「真実性(truthfulness)」こそが、私たちを真正な自由へ誘う

近頃は、隙間時間を見つけては、2022年5月25日から29日までハンガリー・バラトン湖畔のホテルAzurの会場とオンラインとのハイブリッドで開催された「Integral European Conference 2022」のアーカイブを少しずつ視聴している。

2018年のカンファレンスはこんな様子だったようだ。

さて、昨日、視聴したのはこのプログラム。
「Exploring Truthfulne

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パラダイム変容を導く3つのプロセス

パラダイム変容を導く3つのプロセス

 今朝は、2017年6月頃のメモから派生して、宇田川元一先生からご教示いただいた「ディスコース分析」を振り返っていたら、批判的実在論(critical realism)ないし超越論的実在論(transcendal realism)という思想に基づいた『批判的ディスコース分析(CDA)』と『社会構成主義』の学会における対立構造という、マニアックなメモが残っていたのを発見した。
 僕自身は、『誰もがデ

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脈動しつづけるmoment

脈動しつづけるmoment

momentというコトバの感覚、やっと少しずつ掴めてきた。
絶え間なく点滅しつづける存在を、翻って立体的に目撃し直す質感が深まりそう…

moment (契機)とは…

"本質的構成要素をいう。 momentは語源的に異なる2つの語の系統をひいており,1つは運動を語源として瞬間を意味し,1つは重圧や動力を意味する (→モーメント ) 。契機を哲学的概念として用語化したヘーゲルには,この2つの意味の

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わたしはいのち

わたしはいのち

クライエントさんの言葉にインスパイアされて、ちょいとセンチにつぶやいてみました。秋だなw

表出された「形態」の深層に潜む「いのち」

全体性から「形態」を彫刻する「音」・「響き」

幾つもの「形態」や多元な「いのち」を見護り育む「場」

生まれ出た「形態」に宿る「いのち」

多様な「形態」が紡ぐ

集合的な「いのち」・「響き」・「場」

「いのち」を見護り育む

「場」としての「いのち」

自ず

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自我が自分自身に対して透明になる最初の発達段階

自我が自分自身に対して透明になる最初の発達段階

昨日、論文を読んでいて、この探究をはじめた頃の初心を思い出していた。

透明(transparent)な自我で在ること。

(自分自身が無色になることではなく)

そういえば、この想いがどこからやって来たのか?
"これ"を、"それ"っぽく意味付けることはできそうだけれど、その付与された意味ではなく、それ自体の感覚に再会したい。そんなふわっとしたイメージとともに、過ごしていたら、氣づいたら、彼女のレ

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エスノグラファーという言葉に紐づく感覚

エスノグラファーという言葉に紐づく感覚

近頃、エスノグラファー(Ethnographer)という言葉を、たびたび耳にするようになった。今日は、その言葉に紐づく感覚を、ただ列挙してみるnote。

まず、Webを検索してみると…

”エスノグラフィー(ethnography)は、ギリシア語のethnos(民族)、graphein(記述)から来た英語で、「民族誌、民族誌学」と訳されています。”

https://www.kaonavi.jp

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Zen2.0「心と世界のエコロジー」期間限定無料中

Zen2.0「心と世界のエコロジー」期間限定無料中

Zen2.0で行われたプログラムのひとつ、「心と世界のエコロジー」が期間限定無料中です。動画は56分46秒ですが、あっという間でした。

僕自身の内なる響き、今はこんな感じ。

「内なるエコロジー」を調え、今できることを小さくスタートする。
純粋さ、献身、善良さ、慈悲心、思いやり、コミット、直観、…とともに。
- small is beautiful -
小さくはじめられたことに満足する、感謝する

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不可視のものを可視化する思想

不可視のものを可視化する思想

昨日、学びの場で出会ったティモシー・モートン(Timothy Morton, 1968-)に関する記録note。(結論もまとめもありません、悪しからず)

ティモシー・モートン(Timothy Morton)って?
モートンはカント哲学を脱人間化し、物質が時間・空間を表出し人間も共物質的に存在すると考えることで、人間の感覚をはるかに超えた地球環境の危機に対応する思想に辿り着こうとする。モートンにと

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嘘のない生き方を選択すること

嘘のない生き方を選択すること

この夏七月頃からゆるっとご縁を授かった、YADOKARIさん、はじまり商店街さん。

 10月29日(水)の夜、#YADOKARI さんと #はじまり商店街 さん共催の以下のライブイベントに、大人(いや、一人のおじさん笑)として、ぬるっと参加していた。メインのパートはオンラインにて、懇親会的な場にはリアルにお邪魔した。

その時のライブはこちら。
(Facebookにログインすると視聴できると思い

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バイオダイナミック農法とオブジェクト指向存在論?

バイオダイナミック農法とオブジェクト指向存在論?

今朝から、『バイオダイナミック農法(ルドルフ・シュタイナー)』と『オブジェクト指向存在論』の二つが、エーテル体(生命体)という視点で結合しようとしていた。そんな探究の足跡noteです。

内在のつぶやき 今日は、Object-Oriented Ontology(OOO: #オブジェクト指向存在論 )、エーテル体(生命体)、天体・地球と植物のリズム、 #ルドルフ・シュタイナー が提唱した #バイオダ

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