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バナーで大事なのは「CTR」だけではない

こんにちは、シンヤです!

今回は、参加しているイケハヤサロンで数字の話をしたので、内容を「バナーで大事なのはCTRだけではない」というテーマで、お話ししていこうと思います。


「CTR」とは?

まず大前提ですが、みなさん「CTR」とは何か、ご存知でしょうか?

CTRとは、「Click Through Rate」の略で、要は「クリック率」の事です。

そのままの意味ですね。要は「広告が表示された回数(インプレッション数)に対して、どれだけクリックされたか」を表す数字です。


追うべきは「CTR」だけではない

バナーというか、施策において全てなのですが、追うべき数字は実は「CTR」だけではありません。

CTRは文字通り「クリック率」ですので、単純にクリックされた比率しか、見れません。

でも、あらゆる施策って、「バナーをクリックされた」だけじゃ、成り立たないですよね?売り上げを出さないといけないので、クリックされた回数だけ測っても、実際に商品を買ってもらわないと、あまり意味がありません。

YouTubeやブログ広告みたいに、クリックされたら収益が発生するビジネスモデルの場合は、CTRがそのままCVRになったりします。


数字って、「多面的に捉えない意味がない」

実は、数字ってのはいくつもの要素が欠け合わさって成り立っています。

CTRだって、要は「(クリック数 ÷ インプレッション数)× 100」の掛け合わせで成り立っていますよね。

同じように、バナー含めて「施策」をやるなら、掛け合わせる数字が、いくつもあります。


黄金比は、KPI=「PV × CTR × CVR」=ROI

この黄金比は、マナブさんが詳しく解説しています。

デザイナーって、「PV」とか「CTR」とか「アプリダウンロード数」ばかりアピールする人多いんですけど、それだけじゃダメなんですよ...

だって、ビジネスで仕事やってるなら、「売り上げが発生しないと意味ない」じゃないですか?

で、まず「目標」を決めますよね。それが、「KPI(Key Performance Indicator)」ですね。
「重要業績指標」なんて、堅苦しい言い方ですけど、要は「私たちはこの目標数字を獲得するために、この施策をやります」みたいな、宣言ですね。

で、KPIを達成しているか判断するには、売り上げが発生しているか計算する必要があります。
これを、「ROI(Return On Investment)」なんて言ったりしています。
ROIってのは要は「投資利益率」で、かけた投資に対して、どれだけ利益が発生しているかって事ですね。

で、これを計算する場合、「どれだけお客さんが商品を買っているか」を見ないといけません。それが、「CVR(Conversion Rate)」ですね。
「顧客転換率」なんて言っていますが、要は「広告を見たユーザーが、どれだけ商品を買ったか」ですね。


ぶっちゃけ、PVやCTRやアプリダウンロード数だけ出されても、なんの価値もないしゴミ同然の数値ですよ

これはあえて強い言い方をしています。

というのも、PVとかCTRとかアプリダウンロード数ばかりアピールする「アマチュア」が、やたら多いからですね。

白泉社の代表の「鳥嶋和彦」氏曰く、「プロの仕事には数字がついて回ります」

そして追うべき数字は、利益(ROI)に見合っているか判断されないといけません。

ROIに見合っているかは、CVR(どれだけ商品が購入されたか)を判断しないといけません。

ここまで言えばわかりますよね?

つまり、PVやCTRやアプリダウンロード数だけ出されても、ROIに見合っているか判断できないので、なんの意味もないゴミ同然の数字なんですよ。

だから前述3つの数字だけ出されても、「コンバージョン取れてなきゃ意味ないだろ」なんて思ったりします。

マーケティングって、要は「ものを売っていく事」じゃないですか。
なのに、利益で成果を語れないって、使い物にならないと思われても、しょうがないですよね。
マーケでCVRで成果を語れない人は、問答無用で切り捨てていいと思います。


では、なんの数字を追えばいいの?

では、ROIを判断するには、CVRだけ見ればいいのでしょうか?ことはそれだけ単純ではありません。

実際に施策で見るべき数字は、いくつもあります。

CPA(Cost Per Action)
これは、コンバージョンを獲得するために発生した、費用そのものです。
獲得費用が少ないほど、同じ金額でも広告の露出が増えるので、コンバージョンも増えます。

ブロック率
最近の広告は、迷惑なことにw「広告をブロック出来る」ようになっています。
そして、もちろんブロックされたら、それだけ広告の露出が減ります。
なので最近は、「いかにしてブロックされない広告を作るか」も、重要な追うべき指標となっています。
「フリークエンシー対策」なんて言ったりしますね。


これはもう鍛えるしかない

定量的な感覚を捉えるには、もう「現場に入って鍛える」しかありません。

ブログやっている人は、アフィリエイト報酬のためにCVRを計測することはあると思いますが、そうでない場合、ビジネスを自力で起こすのは時間もかかるし無理ゲー感があるので、
手っ取り早いのは、数字を追える現場に入って、感覚を養うしか、方法がありません。

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