Vol.4 -倶楽部『凜』発足前夜-
>>>Vol.3より続く
【Vol.4=2016/12/12記-Facebookの未公開グループに投稿】
結局、オーロラを見ることは叶わないままに観測ツアーは終わりを告げたのでした。
帰路はまず、イエローナイフからエドモントンに飛び、バンクーバーでストップオーバー。そして、バンクーバーから成田へ。
成田からの乗り継ぎ便で伊丹空港へ直行したあとは、ちょうどこの日の夕刻に開催された関連会社の創立50周年記念式典に出席。
-写真- 政治団体を立ち上げた当初のメンバーも多く…
会場で顔を合わせた懐かしいメンバーのほとんどは、私が一年半前に忽然と姿を消して以来の再会でしたから、まるで亡霊にでも出会ったかのような顔をしていました(笑)
たしかに、当時の体重より10㎏くらい痩せたままですし、これまで一切生やしてこなかったヒゲ面で出席したものですから、当然といえば当然の反応なのかもしれませんが、一方で私自身も、やはりもうかつての私ではないことを、改めて再認識させられるひとときでもありました。
そう、亡き妻と過ごした頃の私はもうこの世に存在しないんですね。
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“どうすれば、人に希望や感動を与えることかできるだろうか
って考えることは、もしかしたら、すごく傲慢な行為かもしれない“
尾崎が残した有名なことばです。たしかにその通りなんだと思います。
私自身、今年の前半は、もうかつてのように人様の生活に深く関わっていくことへの意欲もなくしてしまっていたかのようでした。
しかしながら、私のなかには求めて止まない傲慢なほどの思いがまだ潜んでいました。
“よろこびよりも悲しみが
強いものよりも弱いものが
しあわせよりもがふしあわせが集ったもの”
これが、これからの私が求めるステージです。
今回、WEBサイトを制作するにあたり、徒然なるままに記した「倶楽部『凜』発足前夜三部作全20話」に最後までお付き合いをいただき、ありがとうございました。
第一部:ファミリーヒストリー(第1話~第10話)
第二部:今、私が考えていること(第1話~第6話)
第三部:夢は限りなく~漆黒の闇の中で(第1話~第4話)
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妻と過ごしたかけがえのない日々を胸に秘め、新春からはこの心身をフルに活用しながら、自らが信じた道を心新たに歩んで参ります。
明くる年からの新たな展開にどうぞご期待ください^^
了
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※今回のシリーズは私が30歳前後の辛く苦しかった時期に、生命を吹き込んでもらった星野富弘さんと尾崎豊の詩を織り交ぜて綴ってみました。
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