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cortex controlでQuad Cortexの音作りをやってみた。

まだ実戦投入はしていないのだが、Quad Cortexはちょくちょく繋いで弾いてみて、その度に(ハァ〜良い音だなぁ・・・)などと、一人感心している。


スイッチの自由度も高く、タッチパネルも大きく扱いやすい。

以前の記事にも書いたのだが、歪系の音はGT-1000とか、HeadRushとかの音に近い感じがする。HeadRush MX5なんかは小さい割にクオリティが高く、素晴らしい音がするので実際にライブでも使ってみたのだが、コンパクトネスの犠牲として、スイッチの数がどうしても足りず、手放すことになった。音は良かったので、気軽にギグをやりたい人には最高だと思う。

また、BOSS GT-1000は音も良いし、レコーディングでも使ったが、どうしても音質と使いやすさの面であと一歩、という感じがする。アナログな液晶の見辛さというのも評価の分かれるところだった。

で、そんな両機と比べるのはちょっと酷ではあるが、Quad Cortexの完成度はすごい。他のマルチモデラーが弱いところをしっかり補っており、しかもクオリティが高い。

Helixシリーズなどは非常に完成度が高いので、死ぬ気で音作りをすれば、凄い音が作れますが、そこに至るまでの工程が非常に長く、かつ勉強も必要です。

しかし、Quad Cortexなら簡単に音作りができる。

例えば、Fender Deluxe Reverb '65の実機には、VolとBassとTrebleしか付いていないが、

HelixなどはVolに加えてGainがあったり、イコライザーもBass、Middle、Treble、さらに実機にはないはずのPresenseまで付いてくる上、さらにチューブのシミュレーションまで4〜5追加で付いてくる(笑
マスターボリュームまであるという豪華仕様だ。

対してQuad Cortexは本当に実機と同じで、Vol、Bass、Treble、Output LVLぐらいなので、非常に簡単で扱いやすい。

ただ、Helixをディスっているわけでもなんでもなく、これは単純に作ったスタッフの熱意がそこまでさせた、という意味で本当に賞賛されるべきものだと思う。実際、作りこめばHelixは現行のモデラーのどれにも負けないクオリティを持っている。

HelixのHX EDITは非常によくできたデスクトップアプリで、私もよく使っている。(いまだにHX Stompを愛用しているので)

で、今回、cortex controlを初めて使用してみた。

ダウンロードはこちらから。



この液晶に出ているものがデスクトップにそのまま映し出される。
実際の画面。知識がなくても、画面を見ればなんとなく分かってしまうところが凄いと思う。


少し触ってみたところ、非常に扱いやすいUIで、本体を指で触っているのとあまり変わらないように感じた。

元々、Quad Cortexは本体からクラウドへのバックアップをやってくれる機能が付いているのだが、PCへのローカルバックアップを作成する機能も付いていたりして、こちらもありがたい。

マウスのホイールで上下にクリクリすればVolやBassなど簡単に上下できるので、指でつまんでグリグリするよりも圧倒的に効率が良いです。

つい、あれもこれもやってみたくなりますが、タッチパネルだと(もういいか)、と面倒くさくなるところをマウス操作だとどんどん深いところまで操作したくなります。

今の所、不具合らしきものはなさそうなので、安心して使っても良さそうです。

Quad Cortexユーザの方には本体でちまちまやるよりもずっと良い、ということをお伝えしておきたいと思います。

また何か気づいたら記事を書く予定。
それではまた。


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