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ほぼ毎日 note #211 「麒麟がくる」はどうなるのか?

NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が中止されている。
コロナ禍の影響を受け、撮影が滞っているらしい。今のところ、過去の大河ドラマの名シーンを振り返る特番でしのいでいる。
撮影、編集が終わった回から放送を再開するのだろう。

今回の放送中断は6月7日から始まって7月12日時点も放送中止が続いている。
放送回数にして5話分である。大河ドラマは年始に始まって年末に終わるスケジュールだから放送回数は最初から決まっている。
さらに言えば、最終週は総集編などに充てられることが多かったから今回の放送中止によりかなりの回数(=逸話)が削られるのではないか。

仮に、8月2日の日曜日から放送が再開されたとして、年末まで放送予定回数は21回となる。
やっと桶狭間の戦いが放送されて、残り21回で本能寺の変と明智光秀の最期までどう展開させるのか?
非常に気になる。
光秀が仕えた織田信長の合戦を放送しないわけにいかないし、本能寺の変に至るまでの説明も必要だろう。
それを21回の放送でどう展開させるのか?
まさか、いきなり「次回!本能寺の変」なんてことはないだろう。

合戦シーンは多くの兵(エキストラ)を使い、3密を避けがたい状況で撮影しなければならない。よって、過去の大河ドラマで使われた「ナレ死」が今回も多用されると思われる。
市川海老蔵のナレーションだけで合戦が語られて、結果だけが視聴者に知らされる。これでかなりの放送回数を稼げる。
今回の「麒麟がくる」のメインは謎の多かった明智光秀の内面を描くことだから、明智光秀(長谷川博己)のモノローグでもいい。
一人静かに内面を語るシーンは3密を避けた撮影にもってこいの手法だ。

ナレーションとモノローグ。
これがこれからの「麒麟がくる」の新しい放送様式になるに違いない。


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