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いろんなウェブ会議に「速記者」を招待できる?スタートアップ「Scribe」

ウェブ会議に「速記者」を招き入れることができるサービス「Scribe」について、お話ししたいと思います。情報源はテック・クランチさんです。

こうして紹介しようとしている私もまだ使ったことはありません。まだ、ローンチしてないようで、まずはScribeのサイトからメールアドレスの登録だけしておきました。

分類されたテキストでデータが残せる

さて、こんなことをイメージしてください。

『あなたは、大事なウェブ会議に参加することができなかった、としましょう。会議に参加した重要メンバーは忙しく、あなたにその会議でどんなことが議論されたかを詳しくは教えてくれません。ただ、最終結論くらいは、一言で教えてもらえました。

ウェブ会議は、「消費」されるもので「蓄積」されることはなく、開催後は、その記録は何も残っていません。幸い、ウェブ会議主催者は、ウェブ会議を録画してくれていました。助かりました。ただ、、、会議は白熱し、2時間に及んだそうです。これを最初から見て、内容をチェックする時間はあなたにはないです。

動画ではなくて、「テキスト」で内容がまとまっていたら、後から調べられるのに…。2時間もの会議に巻き込まれずに済んだのはラッキーだったかもしれない。でも、関係者間でどうすり合わせて、結論にいたったのかは不明のままだ…。』

どうでしょうか。忙しい皆さんは、議論の結論だけでなく、結論にいたる過程が意外と大事だったので、それを知りたかった、だけど忙しくて会議に参加してられないということはないでしょうか。そんな課題を解決に貢献するかもしれないのが、「Scribe」のサービスです。

このサービスは、ZoomなどにScribeという「速記者」を招待することができます。実在する人物と同じように。

(画像は同社のサイトより、以下同様)

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そして、リアルタイムで速記録を残してくれます。

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加えて、残された速記録は、話者ごとに分類して検索することもできます。

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これは意外と重要な機能で、速記録がいくら残ったところで、話者ごとの分類がなければ、ただのカオスです。

Scribeは、5億円の資金調達に成功し、今のところ、Zoomへの連携を嚆矢として、のちに別の会議アプリへの連携を考えているようです。

会議への参加を減らそう

これが使えると何がいいのでしょうか。それは、聞くだけの会議に参加する必要がなくなることです。なぜなら、内容は、残されたテキストで素早くフォローアップできるのですから。会議は一番コストの高いコミュニケーション手段です。これを避けるにこしたことはありません。

もう一ついいのは、これが連携可能な外部サービスであるということです。Zoomでしか使えない、のではなく、複数の会議アプリで同じように「速記者」を招くことができます。「よし、いつものScribeを呼ぶか、Google Meetでも。」となります。

もちろん、英語版のローンチが先で、日本語版はいつになるのかなどは、全く分からないです。が、ウェブ会議の技術が確実に進み、私たちの会議文化を(良い意味で)破壊してくれることを予感するのでした。

では、ビーダゼーン!


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