天空の野天風呂・高峰温泉

高峰温泉ランプの湯に辿り着いた。この喜びは言葉に尽くし難い。2月初旬の大雪予報の中出発。途中登りはじめる前、小諸でスリップして立ち往生している車をみた。無事にたどり着けるかが不安だった。コンコンと雪が積もる道を進んでいく。上り坂でスタッドレスタイヤがスリップ。よろよろと登り、スリップ、止まる。しかしまた踏ん張る。これを繰り返し、やっとの思いで到着した。雪の中、駐車場の場所がわからずに少し焦る。携帯電話で宿に連絡する、なかなか繋がらない。峠を越えた先の駐車場で待ち受けていたのはベージュのハイエースワゴン雪上車。宿のお兄さんが親切に待っていてくれたことに心から感謝。
さっそく標高2,000m・天空の野天風呂へチャレンジ。冬場の野天風呂は14時から日没までの時間制、4人までの人数制限あり。雪の降るなか歩いて登る。到着し服を脱ぐまではまさに修行。仕事を休んで訪れることしかできない場所で、私は一体何をしているのだろうと自問自答する。少し狂っているのではないかと思うほどだ。そして浴槽へ。入浴中は至福の時、まさに天国。
高峰温泉ランプの湯の天空の露天風呂は最高だ。肌はつやつやし、体は芯から温まる。一緒に入っていた人生の先輩は、毎年雪の時期に訪れるとのこと、これがご褒美だと。晴れていれば信濃の名高い山々を見ながらゆったりとできるのは想像に難くない。雪の季節以外に訪れるかどうか、それはその時になったら考えようと思った。
お部屋はあったかく、Wifiも使えた。ITデトックスの観点からwifiもないほうがいいという考えもありますが今回は助かった。内湯も素晴らしい。夕食もお酒も美味しく大満足で、ゆっくり休んだ。
翌朝はお風呂に入って朝食をいただき、窓から鳥を見ながら野鳥レクチャーを受けた。美味しいお茶をいただいて、お礼を言って宿を出て、駐車場まで雪上車ライド。一晩で車に積もった雪を下ろすのも宿のお兄さんに手伝ってもらいとても助かった。きれいに除雪された山道を安全運転で帰路についた。
また絶対に行きたい山の温泉!

https://www.takamine.co.jp/

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