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建設現場をブランディングする目的と意義;ブランド戦略➂

お元気様です!進和建設工業の伊藤と申します。

7月3日(土)、社内大学Terakoyaの講義が開かれました。今回の内容は「建設現場をブランディングする目的と意義」。ブランド戦略概論の第3回となります。

「terakoya」とは?
第一、第四土曜日に開催される、進和建設工業の社内研修を「誰でも参加できる市民大学」へと進化させた、地域貢献エンタテイメントです(現在はコロナウイルス蔓延防止のため社内でのみの開催となっております)。
最新のテーマで、企業事例も紹介しながら、どんな業界の人でもタメになる楽しい講義内容となっています。
本来なら皆さんにお越しになってもらいたいのですが、現在のコロナ禍でそれは叶わないのでこの広報ブログで詳しい内容を発信していきます。

前回のブランド戦略講義から間が空いてしまいましたので、ここでちょっとおさらいします。

ブランドの正体を知るうえでとても重要なのが...
「コンタクトポイント」=顧客との接点(ブランドが顧客に対して何らかの影響を与える情報接点;広告、掲載記事、社長、応対、メール、etc.)

全ての「接点」が同一イメージを与えないとブランドイメージを相手の脳内に形成できない。(デジタル系タッチポイント、アナログ系タッチポイント)

※同一イメージ=統一感が何よりも重要!
ということです。

こちらで過去のTerakoya講義をまとめているのでぜひ一読ください。

今回のことに関してはこちらの前編記事

後編記事と関連が深いです。

進和建設にとっての現場

外部の方との最大の接点となるのが「建設現場」です。

以前にもご紹介したように弊社はこの建設現場を動物園化する「Zoo Project」に取り組んでいます。

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Zoo Project
◇営業時に説明することも
◇採用時に説明することも
◇完成見学会で説明することも

あらゆる場面で説明する機会があります。

悪いイメージをいいイメージにしていく、だけでなく

進和建設=「動物園のあの会社」(知名度、認識率、差別化)、こういうイメージをつくっていきたいから始めたプロジェクトです。

Zoo Projectを超簡単にまとめれば・・・
◇進和建設の地域社会との最たる「接点」
◇業界の悪イメージを変えたい
◇まちを楽しくしていきたい
建てれば建てるほど、業界イメージをUPし、まちが明るく楽しくなって、幸せをフリ撒く、進和建設ならではの、建設現場への最適解!なのです。

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価値上げには「STORY」が必要!

なぜ動物園のなのか?その「ストーリー」こそが大切。

遊園地や水族館になくて動物園にあるもの・・・

見にいくと明確にコミュニケーションをとることができる、何かしらのやり取りがそこにはあります!

家族でいったときにおじいちゃんもおばあちゃんも、お母さんもお父さんも、小さい子も、同じ並び・同じ目線で楽しむことができるというのも特徴です!(遊園地は年齢でものによっては乗れなかったりします)

統計的に遊園地水族館動物園のリピート率の比を表してみると
遊園地:2
水族館:1
動物園:7

人は動物園に行きたいということなのです(笑)
こう見てみると日本のテーマパークで一番みんなを明るくできるのは動物園ということになるのです。


他社の面白い取り組み

ちなみに他社はどんなことをやっているのでしょう?

動物の仮囲いはすでにあります。

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他に変わり種は?

徳島にある創業97年の「井上組」

社内に駄菓子屋をオープン
◇今の子どもでも「最高の笑顔」を出せるのが駄菓子屋
◇創業以来90年、「地域密着」を何かしらやってきた
◇有事に「備蓄食」になる
(徳島大学教授のお墨付き、長持ち&高カロリー)

当初は社内からも、同業他社からも白い目で見られましたが...

現在はめちゃくちゃ子どもを集客できています!
(=お母さんも自動的についてきます!)

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大分の川邊組

現場からは離れますが...

レッツ、ドボクサイズ!
肉体労働最高 求人募集!(笑)
↓画像クリックで動画を視聴できます。
最高でなんでぜひ見てみてください(笑)

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そしてこんなのもあります。

エヴァ工事看板の目撃情報相次ぐ!
ネット上ですごく出回っています(笑)

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ところでディズニーランドの工事の鉄則ルール?をご存じですか?

改修中の足場に貼るシートは完成したものが実物大でそこに貼られています。ホテルでもシンデレラ城でも何でもです。

使われたシートが別の現場で使われることはほぼなく、完全な使い捨てでものすごくコストがかかります。

なぜこんなことをするのでしょうか。
→ディズニーランドが売っているモノは?

「夢」

改修中の生々しい現場を見せたらディズニーランドの価値が下がってしまう。
夢を壊すくらいなら数百万円使い捨てでもかまわない、その数百万円以上の夢を売ればいいということです。

ディズニーランド全体で完結しているすごくいい考え方といえます。

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その会社ごとの打ち出していくイメージはそれぞれ別個のものでかまいません。
大事なのは「全体を通じてしっかりと筋がとおっているか、統一感ができているか」です!

Zoo Project の3年計画

最後に今後のZoo Projectの計画をご紹介します。

まず2021年までにここまでいきたい
◇すべての現場を「Zoo Project仕様」に
◇年2回「イベント」開催
◇新「ユニフォーム」を揃える(秋冬用)
◇現場の「完全禁煙化」達成(職人さん含めて)
◇「ゴミの完全分別(リサイクル化)」
◇「メディア掲載」25件以上

2022年中にやっていきたいこと
◇「オリジナルGOODS」&架空のショップ
◇学生向け見学会&同業者向け見学会開催
◇「現場カフェ」オープン
◇「マチヅクリレストラン」オープン
◇「天王寺動物園」でのイベント
◇メディア掲載50件以上
◇カンブリア宮殿などの出演が一旦のゴール

2023年までにここまで
◇「カンブリア宮殿」出演
◇「商業出版」として書籍化


最後になりますがみなさんにお願いがあります。弊社のfacebookアカウントで面白い取り組みをたくさん発信しています。ぜひ「いいね」をください!ロゴをクリックでアカウントにリンクします。よろしくお願いします!

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