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ネガティブ体験を成長の糧に変える方法

ネガティブな体験と向き合うのが、
嬉しい、楽しいと感じる人はほとんどいません。

失敗した過去は誰だって忘れ去りたいし、
できればなかったことにしてしまいたいものです。
たとえば、お客様の前で上司に叱られたとき、
不甲斐なさや恥ずかしさで胸がいっぱいになり、
思い出しただけで顔から火が出そうになるものです。

しかし、多くの人はこんなふうに考えるのではないでしょうか。
「まぁ、自分の詰めが甘かったんだから、怒られても仕方がない。
今回は自分が悪かったと理解しているし、次に頑張ればいいや。
モヤモヤするから、友達とお酒でも飲んで忘れてしまおう。」

このような行動を取る人は、間違いなく同じ失敗を繰り返します。
むしろ、気づいていないだけで、
すでに二度、三度と同じような失敗をしているかもしれません。
これでは失敗を成長の糧にするどころか、
停滞し、場合によっては後退してしまうことになります。

では、自分のネガティブな体験を活かして、
効果的な頭の使い方を身につけるチャンスにするためには、
どうすればよいのでしょうか?

それは、その「ネガティブ体験をしっかりと直視する」ことです。

お客様の前で叱られた恥ずかしさ、一言の説明もできなかった情けなさ、
「なぜ、あのときこうしなかったのだろう」という後悔…。
まずは、そのネガティブな気持ちを鮮明によみがえらせてみてください。

目を背けたくなるかもしれませんが、逃げてはいけません。
辛いと感じるかもしれませんが、
「このままではマズイ!こんな自分が嫌だ!もう二度とこんな失敗はしたくない!」
という心の叫びが内側からあふれ出るまで、負の感情に向き合ってほしいのです。

この状態になったとき、
失敗体験は「失敗をしてしまった」という単なるネガティブな感情から、
「二度と繰り返さない」という強い意志と自覚に変わります。

すると、忘れたかったはずの失敗体験も、
自分を成長・発展させるための課題へと変わります。
「このままの自分では嫌だ!」と強く思うからこそ、
変わるための行動を始めることができるのです。

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