アスパラガス・貝

アスパラガス・貝

宮城信大朗
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詩「アスパラガス・貝」


あの時

貝の管がアスパラガスをしゃぶっている間に
どれだけ尊いことをして残せただろう

山が泳いで指が頭上をきる

口など何の意味もなさないと
あなたは丸い突起になってせがんでいたね

あの時あなたは笛だったのだ


(2012年12月ブログ「NёüT♴」にて発表)

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