クラスマネジメントの基本中の基本が分かってない人たち

クラスマネジメントの基本中の基本。
そして、これが肝。

クラス(学年)目標。
これをクラスが始まってから、イチバンに決める。
みんなで決める。
どんなクラスになりたいのか?
そのためにどうすればいいのか?
これを紙に書いてもらう。
書いてもらって、集計して、最初だから、担任が司会(誰でもいいけど)して、ひとつの目標に絞っていく。
たったこれだけ。
だが、これが重要なのです。
クラスのすべてにつながっていく。
毎日の暮らし、係活動、班決め、そうじ、クラス会議など、ありとあらゆる活動につながっていきます。
だから、これを決めていないクラスは何もできない。
ひょっとしたら崩壊するかもしれません。
担任がまとめればいいですが。
でも、それでは自立しません。
主体性も身につきません。
なぜ決めるのか?
それが、合意形成された上位目標だからです。
方向目標だからです。
目標にはふたつあります。
ひとつは到達目標、もうひとつは方向目標です。
クラス目標は方向目標なのです。
みんながその方向に向いているかどうか。
そして、向いていない人がいたら、みんなでこっちだよって言ってあげる。
これをしない、知らない先生ばかり。
説明しても理解できない。
イメージ、発想がないからです。
やらないとどうなるか。
例えば、班決めのときに、ひとりぼっちになる子がでたり、あの子といっしょになりたかったのにと愚痴がでたり、ケンカになったりもします。
親からは配慮がたりないとか、もう少し考えて班決めできなかったのですかなどと。
クラス目標(方向目標)は配慮でもあります。
決めるときに、
「このクラス(学年)の目標はいつも楽しく仲良くだね。だから、みんながそう思えるような班決めをしてくださいね」って言えば良いだけ。
「もし、できなかったら、目標をかえるしかありませんよね。いつも楽しくなくて仲が悪いクラス(学年)にね」って。
もしほんとにクラス目標に向かった班決めができなかったら、私はクラス会議を開きました。
すぐに開いて、「このクラスの目標を変えますか?どう?楽しくなくて、仲が悪いクラスに」って。
すると、子どもたちはそんなクラスにしたくないし、いやだから、みんなのことを考えるようになっていきます。
当然、担任と子どもたちに信頼関係がないとだめですよ。信用でなくて信頼ね。
だから、クラス(学年)目標なのです。
これがすべてです。
みんなで意識して毎日を暮らすのです。
方向が間違ったときは、クラス会議、またはそっとアドバイス。
こんな簡単なことなのですが、この手間暇をかけない先生ばかりです。
だから、担任の先生に依存するようになるのです。
依存して、悪いのはあいつ、かわいそうな私と考えるようになるかもしれません。
多くの担任をやってる先生は、ほんとにほんとにこれを知りません。
もし知ってもやりません。
自分のスタイルでやる。
そして、問題が起こり、それを除去することに全エネルギーを使う。
そうではなく、解決構成です。
ゴールをイメージ、みんなで共有して、ゴール目指して、問題が起こったら、みんなで解決像をイメ➖ジして解決する。
問題除去型では自立しません。
これが担任の役割です。
だから、何がだめなのかがわかってしまう。
どうしてあなたのクラスはそうなってしまうのか、どうしてあの子はいつもそうなってしまうのか?
わからないだろうなぁ。
そして、毎回、毎回、そうなってしまう。
そうなってしまうために、みんなで暮らしている、担任やっているようなものなのです。
やれやれです。
頭痛い。

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